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素晴らしき松竹新喜劇~「星逢一夜」~

宝塚芝居の根本て、松竹新喜劇だと思う私。
(というか、そう書いてらした評論家さんに同意してる)

人情あふるる美しい花園。

雪組公演を観てきました。
期待すんなといわれても
上田先生の作品は楽しみでした。

で、感想は松竹新喜劇だ~(涙)と。
つまりは昭和30年から40年にかけての
米三さんの頃の作品のような。
「佳き作品を皆さんに見ていただこう」としてた
そんな宝塚の心意気を感じた作品だった。

上田先生は、
人の心の機微にたけた台詞が上手い。

でも男女の機微に疑問なんです。

1番ひっかかったのは、
センを嫁のもらう云々のところで、
キノスケに対してゲンタが
「土下座」してセンを嫁にもらってくれ、と。
この土下座に疑問。

男が好きな女を別の男にたくす、というので
思いつくのは「蒲田行進曲」(「銀ちゃんの恋」はべつもん)

あれは銀ちゃんVSヤスの関係性がきちんと描かれてるから
「好きな女をおしつける銀ちゃんの悲しさ」がでるわけで。

ゲンタがどれほどの思いを
センに抱き、何ゆえ土下座までしてキノスケに
もらってもらおうとするのかが
????だった。

つうか土下座されるより、してるほうが実は心理的に優位だと思う。
ならば子供時代の彼らは、どのような関係をはぐくんだかが
ポイントになってくる。

どのように3人がお互いを意識しあい、
それをはぐくみ成長してきたのか?
という過程まで
キチンと裏書きしておられたら、
あのラストは
ちょっと違ったものになったと思う。

たぶん、お互い違う場所で、星をみると思うのだ。

上田先生の作品の根幹に流れる
「あらがえない運命に対して苦しむ人間の魂」の闘い。
自分は、好きです。

若手の先生の一連の作品にみえる
「自分の主張、世界観優先で生徒はその次」
という
「アテ書きできません」と堂々と宣言されたような
舞台を見せられてきた中で、
上田先生は、
やっとアテ書きができる貴重な作家さんだと思います。

このことだけでも、嬉しいかも。


出演者に思ったこと。

センの人は
子供時代から大人になっても
芝居してるのは「声」だけで、
子持ちになった女の強さとかみえなくて。
「春の雪」の聡子も「月雲の皇子」の人(名前忘れたゴメン)
おんなじ芝居にしかみえず残念。

逆にキノスケの妻になるススキの女(せしる)
こちらはキャラが明確で良かった。
もっとこの人が出るのかと思った。
つうか見たかったな。

ゲンタは新喜劇における寛美さんの役割だと思った。
雪組の寛美はキノスケでなければならないんだけど、
自分がみたときはゲンタにしか見えなかったな。

あと。
エマさんが素晴らしかった!!!!!
今まで専科になっても星組色が強くて
「あまり変わらんなあ~」と思ってたけど。
今回は雪組にすんなりと溶け込んでた。
とくにラスト前のシーンは秀逸。

ともあれ。

「芝居の雪組」
(日本物じゃない。もともとスータンさんの頃は「芝居の雪組」だった)

これを証明した舞台だったと、
1回目の観劇で思いました。

また観ます。
だいもん、ノドは大丈夫か???
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非公開コメント

No title

さきひさんものどで声だしていましたので、心配です

私は結局主役の二人が何が何でも心の操は守りきる
頑固なお話に感じました

40の子持ちのおばちゃんとしては、
戦争の頃に親の決めた相手と一週間しか暮らしていなくて戦死されてしまい、その後の人生を縛られて生きるというようなことで、女がその意味に煩悶するのはわかります。昔はそういう人沢山いたと思います
でも何年も共に暮らしたなら、肌を合わせ時間を重ねた生活の重さが絶対にあると思うんですよ。ましてや優しいご亭主でしょう。
それが見事なまでにないのには、「一途な純愛」を際立たせたい演出なのかなとも思いました。
これで泉の揺れが感じられたら物語がぐっと立体的になったと思うのですが、夫への愛がからきし感じられなくて、とても期待はずれでした

それに武士の行動としてあの一騎打ちは・・・?

キリスト教思想に影響されてからの現代的な思想、倫理観で描かれた作品ということはよくわかりました。私は古いのかもしれません

えむさま

コメントありがとうございます~

お考えが古いとは思いませんよ。
たぶん、話が好みじゃなかったんだと思います。

ヒトコトでごめんなさい。
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