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「人生双六」~藤山寛美の舞台~

OSKのおかげで、色々思い出しました。
まだ道頓堀に中座のあったころ。

あの頃は寛美さんが公演してはったんですよね。
今思うと、すごいです。

インドアの小学生だった私は、
学校から帰ると、祖母と一緒にテレビを観てる子でした。
「松竹新喜劇3600秒?」とかゆうのを
週1回放送してまして。
ずっと観てました。

悔やむことといえば、いつでも観られると思いながら、
寛美さんの舞台を1回も観なかったことです。
これは大変ソンします。

演目はたくさんありますが、
ワタシが好きなのは「人生双六」
お金もなく、生きるあてもない青年2人。
お互い頑張って働いて、5年したら
また、会おう!と約束します。
が、現実はうまくいかず、
片方は出世したものの、
寛美さん演じる男は成功しませんでした。
なので、会うことをためらいます。
そこに心の温かい女性が事情を知り、
2人をあわせようとします。が、そこにひとひねり。
その女性は、会う約束をした男の家族でした、というお話。

もう1度ビデオを見直さないときちんとあらすじを説明できません。
ごめんなさい。
この作品の何が好きって、
「人の一生は平等ではない」という現実を、
残酷にも哀しい「真実」を、
「笑い」で見せてるとこです。
それより、その不平等を、どう受け入れた上で
生きるかを暗示していると思います。

これを演じるのは難しいですよ。
天才か、1度本気で死ぬことを思った役者でなければ
「現実感」に欠けた面白みがないものになります。

話は飛びますが、宝塚の物語の根底は、
こういう「松竹新喜劇」的なもんが流れてます。
どこかの宝塚本でも読んだ覚えがあるんです。
ただし、昭和世界になりますが(苦笑)

「人の心の機微」(人情)
「コメディ」(笑い)
昔の植田先生であるとか、
柴田先生、または、以前は書いてらした、
菊田一夫先生、北条秀司先生など。

「人生双六」も、
あらずじだけキチンとおさえれば、アレンジしたら、
宝塚向けに1本書けると思います。

宝塚も松竹新喜劇も、親戚みたいなもんです。

もう1作「はなの六衛兵」という作品があります。
江戸時代。
鼻がきくのがとりえの男が大坂に出てきて、
鼻を活かして、出世する、というハッピーエンドで、
これは、藤山直美で、女に書き直して再演されました。
こちらは、間の芝居。難しい演目ですが、
やる人がやると断然面白いです。

一時の熱狂からは、冷めましたが、
直美さんは、喜劇をきちんとできる貴重な役者さん。
もう少し活躍の場が増えて欲しいと思います。

思い出の舞台、中座でみた蝶々さんのお話も
いつか書きたいと思います。

う~ん、思い出すととまりませんね。
名役者の芸。
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藤山寛美さん

本当の天才喜劇役者でしたね。
わたしも、TVでしか拝見した事はありませんんが・・・。
一寸見るつもりでみてたら、ついつい引き込まれ泣き笑い・・・
そして、人生そのものも壮絶・・・
役者として生きる事以外の計算をしなかった
天衣無縫の人でした。

間の素晴らしさは直美さんに
引き継がれていますね、直美さんの舞台は一度生で拝見した事があります。

お父様の様な男性ならではの
底抜けのボケ感(無防備で心打たれ・・・愛おしくなります)は
出せませんが、
客席を自在に引っ張る間の巧さは
遺伝としかいいようがないですね。

クロさま

早速反応していただき、ありがとうございます。

亡くなられた時、追悼番組がたくさんありました。
そのなかで、1番記憶に残ってるのが、
稽古風景でした。
こんなに厳しい現場を毎日繰り返してたら、
そりゃレベルも高いよ、という「怒鳴る寛美さん」

「お前ら本気でやってんのか!!」
あの怒鳴り声に、自分は感動してました(Mではないんですよ)

直美さんは「できへん」といいながら、
歌もダンスもやってしまう人です。
直美さんは、つか先生の芝居に出演された時に
色々逸話を残していきました(笑)
いつか書きたいと思います。

もうね…

仰る通りに、松竹新喜劇も宝塚歌劇団も紙一重ですね。

真矢みき主演の花組公演「ザッツ・レビュー」なんて、一幕目なんて、松竹新喜劇そのものでしたよ。特に
ラストシーンの、迎宝橋の袂で主人公の春風泰平が、目の病を悔いて泪ながらに、宝塚演出部への入団を諦める場面等は、もう松竹新喜劇も裸足で逃げ出す様な、お涙頂戴の場面でしたよ。「人生双六」や「花の六兵衛」、私も好きな松竹新喜劇の演目です。宝塚風に、脚本を書き換えて上演するのも、面白いかもですね。

またまたおじゃまさせていただきます。

大阪に生まれ育ちましたから、小さい時から松竹新喜劇は観ています。
いまも、新喜劇を始め松竹の舞台に出演する友人がいるもので、いまも良く観ます。現在は天外さんが新喜劇の脚本を握っているとのこと→これがイマイチ発展しない理由の一つらしいです。

最近は藤山寛美さんのお孫さんが入られましたが、これがまあ気の毒なくらい「間」の悪い芝居をする人で…直美さんにはある寛美さんのDNAが、彼にはないように思います(>_<)

昨今宝塚も含めて、「金返せ!」的におもしろくないものが多い中で、藤山直美さんの舞台は、笑って泣いて、本当に楽しいです!(藤山直美さんはお客様のために、中日にお休みも取られないようになさってることが多いそうです!)

松竹新喜劇、本当に良いお芝居たくさんあるのに、残念ながら後継者難で、この先どうなるか…。メインの方々、後期高齢者さんが多いんです(−_−;)
品の良い役者さん多いのになぁ(泣)

最近は元宝塚の舞羽ちゃんも加わり頑張っておられますが、まだまだ添え物扱いで、松竹新喜劇には明日がないなぁ…と、哀しくなります。

ナムタンさま。大阪には誇れる文化がたくさんあること、どうか書き続けてください。
いい意味で昔を懐かしみながら、楽しみに読ませていただきます!!!

ゆうちゃんさま

コメント、ありがとうございます。

えっと、お好きだったらすいません!
「ザッツ・レビュー」「夜明けのおっぺけぺ(と、読んでます)」
この流れは、松竹に失礼かな?と思うくらい、
嫌いです(苦笑)お涙いただきます!以前の問題かと……
実際、どちらも観劇が辛かったのです(涙)

植田先生に限るなら「春ふたたび」は、
ワタシはまともに観れました。
たぶん「ベルばら」以前の作品は、
結構読める本だと思います。

アレンジしたものを観たいですね。
そんな柔軟さが欲しいです。

ぶぶるさま

うわ~、ここだけの話ですね(笑)

でもワタシ個人の意見で書かせていただくと、
現・渋谷天外さんは、所詮、先代のぼんぼん、です。
あまり「芸」に色気を感じません。
だから観ません(苦笑)
そして、寛美さんのお孫さん。
こちらもお話をきいてても、
非常に真面目な方、というのはわかるんですが、
あまり喜劇役者にはむいてない気がします。

やはり直美さんはDNAが強いです!
寛美さんが生きておられた頃は、
今では信じられませんが、
ボソボソと離す、静かなお嬢さんだった記憶があります。
寛美さんが亡くなられて、変わりましたね。

残念なのは勘三郎さんが亡くなり、
直美さんの相手役がつとまる人がいないこと。

それでも、直美さんが頑張ってはるので、
応援しています♪
プロフィール

ナムタン

Author:ナムタン
宝塚歌劇の批評、芝居のお話などを書いてます。
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