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品と根性の歌姫・初風諄~逸翁コンサート~

カンさまのコンサートに行きました。

この方も自分にとっては、現役時代を知らないジェンヌさんです。
「ドリドリ」で、その歌声のファンになりました。
「ベルばら」を映像で観て、
「これがアントワネットかあ~」くらいに思ってた方です。

お衣装が「ドリドリ」できてた、燕尾の変形スタイルのやつ(黒と白の)
すんません、ファッションセンスないんで、説明できません。
とにかく失礼ながら、可愛かったです!!

「私のすべてをお見せしましょう」という歌から始まりました。

そんな見せていただかなくても、というくらいよく喋る方なんですね。
ワタシ、歌を聴かずにトークを聴きにいったかのようでした。

自由度が高いというんでしょうか?
同期の方が大勢来られてたのもあってか、
アットホームなコンサート。

1曲1曲に、カンさまのおもしろエピソードや
解説がついていて、本当にそれが笑えます。

「愛の歌」(皇帝と魔女)
当時の宝塚作品に、動物がでてたコトを思い出すカンさま。
「ワタクシ、ウマをやりましたわね~」
「あの頃は動物園もございましたから。小さなゾウとかでてたんですの」
ぞ、ゾウですか。

また、劇団の出してる分厚い「人名事典」いわく、
「いちいち男役から娘役転向って書いてるのよね。何のお役もしてないのに
男役まで書かなくてよろしいでしょ?でも買ってくださいね。
2冊でてるけど、重いからわけて買いましょうね」

「私は桃の花が好き」(花のオランダ坂)
そして「オクラホマ!」から
「新しい日々」と「恋仲と人は云う」を歌います。
観てませんが、カンさまの解説で観た気になります。

「ゴンちゃんのもみあげがチクチクして痛かったわ」
そういう作品なのか。いや、違うけど。

ミッキーさんの時に書いた
「霧深きエルベのほとり」からは「うたかたの恋」「エルベ恋しや」

その間も
「歳ですから水分補給をしないといけませんね」
とステージにマイペットボトルを置いて水分補給。
なんか1つ1つ、とにかく「可愛いおもろい」んですわ。

曲の順番も間違ってて、それをピアニストさんに言われて、
「あら、そうでした?じゃあ順番変えましょう」

もうカンさまワールド全開。

ソチオリンピックの話題をいきなり言われて、
「何事?」と思ったら。

「皆さん、よく無事に日本に帰れましたよね~」

それは、ご本人たちが実際、それこそ危ない時期に
バルト3国に公演に行ってらしたからで、
「もう舞台にのると、そこが揺れてるのよ~」
カンさまが云うとなんか、怖くないんですが、
結構デンジャラスだったようで。
ちなみに演目は和物が白井先生。洋物が鴨川先生でした。

いったん休憩。

歌よりトークに夢中になってたんですが、
休憩がおわりドレスに衣装替えしたカンさま。

「めしませ~花を♪」で登場。
「ラ・ヴィオレテラ」です。

「このドレスは清水の舞台から飛び降りた気で買いましたの」

カンさまの清水の高さがどれくらい高いかわからないけど、
「ドリドリ」のデザイナーさんに頼まれたんだそうです。
ただね、後ろから見てたら、やっぱし
「ちょっときつそうです!!カンさま!!」

胸まわりにゆとりがあるほうが、観てるほうも安心しました。

休憩後が歌がメインになってきました!
いや、コンサートなんで、それでいいのですが。

「愛の宝石」
それも滅多に聴けない3番の歌詞で歌われました。

これは鴨川作品「ララ ファンタシーク」の主題曲でもあり、
有名ですが、当時、星組で上演されたとき、
1番を安奈さん、2番をツレちゃんさん。
そして、大原さんが3番を歌い継いでいます。
珍しいので歌詞を書いておきます。

「思い出に~」から「美しく ただ美しく」までは同じ。
サビの部分が
「深い深い あの人の愛が
 遠く遠く 離れた今も
 冷たい涙で 空しいリズムを
 寂しい心に 何故歌い続ける」 

滅多に聴けないので非常に感激しました。

カンさまのお母さまが亡くなられたときに、植田センセが作ったという
「遠い彼方」という歌で、お母様を最近亡くされた同期の方が涙。

そこに今回、最小のピアノの音だけで歌う
カッチーニのほうの「アヴェ・マリア」が

神ソング
宝塚の曲じゃないけど、あれはすごいですよ。

「あの方、昔は大物娘役でしたよ」と説明するのに、
この1曲で、説得力あると思いました。

ラストは「ワタクシの持ち歌」と可愛くご紹介。
その名も「私の歌」そのまんまやん!

アンコールは皆さんで「スミレの花咲く頃」を歌ってサヨナラ。

ワタシはカンさまに思い入れはありません。
肝心の舞台を観てないからです。
でも「エリザ」に出演中、病気で降版されたのは知りませんでした。

人は歳をとり、イヤでも身体に限界を感じます。

でも、それを乗り越える力が人間にはあると思います。

カンさまが、もし病気をしなかったら、
もっと声につやのある歌を歌ってたかもしれない。
反対に、1つ間違えば、もう歌うことさえできなかったかもしれない。

「何かを乗り越えた人」の強さをカンさまには感じます。

それは、美しくも優しい微笑をたたえながらも、
常に「瞳」だけは、凛としてたからです。
今回近くで観て、1番感じたのは
「微笑まない瞳」です。
しかし、それは「嫌な感じ」とかではなく、
その人のもつ根性の強さを思いました。

入団前から寿美花代さんが大好きで、
ご本人を目の前にしたら、何もできないほどに
憧れてた内気な女の子。
それが、いつしか大物娘役といわれ、
ベルサイユに咲く紅バラのように退団していきました。

それなのに今回「ベルばら」ソングがなかったのも
実は嬉しかったんですよ。
ヅカは「ベルばら」だけじゃないって、
アントワネット様がいってるんだから(笑)

むしろ白井先生の作品や鴨川先生の作品、
そして「オクラホマ!」からの歌が聴けたことが幸せでした。

「エリザベート」や「ロミオとジュリエット」よりもっと前に
「オクラホマ!」という海外ミュージカルをやったのよ!
と、微笑みつつもしっかり云われたコトは、
それだけ「作品」に誇りをもってるんだと思いました。

やはり「オクラホマ!」もそのときの方々が成功させたから、
今の宝塚はあると思うのです。
そして、その事実は事実として、
きちんと受け止めて、歌劇団さんは海外ミュージカルを
選んでやっていただきたいな、と
少なくとも歌える生徒さんで、上演していただきたいです。

ちなみにカンさまは、読み物では歌で努力された人だと
書かれてますが、彼女の口からはそんな「努力しました」
という言葉は出てきません。
そんなトコも根性が入っててかっこいいと思います。

大物娘役の1人、カンさま。

命の続く限りは、その歌を聴かせていただいたいです。

ちなみにホコリっぽいロシアの公演では
「黒豆の汁」を飲んでノドを守ったそうです。
どこかの劇団の花組のトップ娘役とかいってる素人に
聞かせてやりたいですね。
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とても感銘して読みました。私もそれ程ファンではありません。生の舞台を2つ見てるだけです。でも品のある舞台でした。寿美さんがお好きなのは有名だったようですね。当時の歌劇にやたら出てきます。(^^)私はラ・ムール・ア・パリの白い花が微笑むが大好き。カンちゃんの声に合ってるから。さらばマドレーヌという劇団タブーの作品で、恋人と夜逢う時、地毛に近いカツラを探し出会いと後半では気持ちが同じだからとカツラを崩したり。とにかく女心を細かく作る方。退団後は奥さん一筋で、15年後老人ホームで歌いそれからチャリティーで周り始めて。そしてエリザベート東宝初演の時小池センセから声をかけて貰いゾフィを演じて。何と言うかマイペース。無理はしない。ただ歌う事を大切にされてきた。確か70歳くらいだと思う。声量は衰えても歌い方を変えない方です。凄い勇気がいります。お喋りなのも知ってます。嫌な事は聞かないフリができる方です。宝塚の娘役!です。1度歌が下手と役を降ろされたカンちゃん。死ぬ気でお稽古して次には歌の役を勝ち取った。岸香織さん曰わく。昔に行くほど根性ありましたよ。今の人は設備がないだけで文句を言う。声さえきちんと出れば問題ないのに。その通り!

No title

カンさまと書かれていたので、麻鳥千穂さんかしら?と思ったら、カンちゃん(初風諄さん)の事でした。カンちゃんとお呼びするのは気が引けますよね。だから、カンさまなのでしょうが、オールドファンにはカンさまと言えば麻鳥千穂さんだなぁと。余計なおせっかい、失礼いたしました。

通りすがりのオールドファン さま

わざわざ通りすがりに書き込みすいません。
ムリに書かなくていいのに、ワタシには理解できません。

初風さんのコンサートとタイトルに書いてるので、
まさか麻鳥千穂さんと間違えるとは思いませんでした。
カンさまでもカンちゃんでも、ワタシの呼びやすいように
書きましたが「カンちゃん」と呼ばないといけないルールでも
オールドファンには、あるんでしょうか?

そんなの知ったことじゃありません。

私「オールドファン」の方と何人かお知り合いになりましたが、
色々本当に、親切に教えてくださるんですよね。
でも、こういう書きなぐりで去っていかれる方もいるんだなあと。
古いファンの方でも、感じ悪い人もいるんだなあと思いました。

ランコウさま

コメントありがとうございます。
さすがに色々ごらんになってるだけあって、
エピソードもよくご存知ですね!

「さらばマドレーヌ」のタイトルエピソードは
柴田先生の「しゃれ」?からつけられたとか(笑)
楽しいですよね。

本当にお話も面白くて、
いいコンサートでした(^^)

DADの座席で

DADを観に行って、お隣のかた達から声をかけられました。「私ら、カンちゃんのファンやねん。」


私が「私の歌」を感動したと言うと、「あの歌は、宝塚退団の時の歌やねんよ。」驚いた私が 「人生を振り返って歌ってらっしゃるから最近創られた歌だと思って聞きました!」と言うと「今歌うほうがピッタリやね。」とおっしゃっていました。


品があって可愛くて歌に気持ちがこめられていて素敵でした!!

かおりさま

コメントありがとうございます。

話がとぶんですが「DAD」で、よく話しかけられませんでしたか?
ワタシの隣の席の方はツレちゃんさんのファンの方で、
休憩時間のあいだ、ツレちゃんさんの思い出をずっとお話してました(笑)
結婚式にわざわざ電報を送ってくれて嬉しかったそうです。
昔のスターさんは、ファンの方との交流が本当の「家族」みたいで
聞いてて微笑ましかったです。

で、カンちゃんさま!
こちらも同期生の方が集まり、すごく家族的なコンサートでした!

ナムタンさんお返事ありがとうございますm(__)m


はい!確かに!そうでした!


別の日には、高嶺さんのファンのかたに話し掛けられました。今の宝塚とは違う雰囲気を、OGのかた達はもちろん、ファンのかた達も持ってらっしゃいますね。

初風さんのファンのかた達も高嶺さんのファンのかたも、その当時の楽しいお話をしてくださいました。


セレブレーションの時も楽しみです。
プロフィール

ナムタン

Author:ナムタン
宝塚歌劇の批評、芝居のお話などを書いてます。
自己紹介なしのコメント、
不快になるコメントなどは
削除、通報いたします。
また名前が名乗れるのであれば、
ハンドルネームもお願いしますね。
最低限のネチケットは守っていただきますよう
お願いいたします。

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