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2回目の翼ある人びと~それぞれの翼~

終わってしまった。
仕事がなければ、通いたかった。

タカラジェンヌを語ることはあっても、
作品を語ることは、「ベルばら」を笑うくらいしかなく、
本当に寂しい状態だったので、
この久美子先生の快挙を本当に喜びたい。

そして、コメントにも書いたのだけど、
作家、演出家に必要なのは、
「作品」を上演する「場」である。
稽古場つき、タカラジェンヌという役者つき、
という恵まれた環境にいながら、
駄作ばかり排出されるのが、不思議であったが、
要は、大劇場は「お客」が確実にくる「海外ミュージカル」か
植じい作品に占領され、
バウは、あおりをくらった先生方に提供され、
外箱では、劇団に貢献された、柴田先生と岡田先生の
作品(たまに他の先生)でまわしてる状態。

なんのための「バウホール」なんだかわかりません。
昔と違うのはわかりますが、
新人に発表の場所を提供し、経験をつまさなければ、
才能ある人はひきぬかれ、或るいは去り、
どんどん、座付き作家は、無能か、老人だけになっていくと思います。

真剣に座付き作家の将来を考えてください。

私は、柴田先生や、岡田先生のような先生のほうが、
「本当に生徒のことを理解してる」と思うのです。
それは、作品に表れています。
作家の人間性なんて、書いたもんに全部でるんです。
ホンマ。

だから、その組や生徒さんに合う作品をきちんと書ける人を、
私は「作家」として認め尊敬してるんです。

柴田先生「忠臣蔵」をかりんちょさんにありがとう!
岡田先生「ル・ポワゾン」をウタコ・ミミにありがとう!
と、なるんです。

話がとびました。

こうして、ドラマシティの場を与えられた久美子先生。
くりえいたあと同じく「こだわる」と生徒さんが言ってたんですが、
くりえいたあの「こだわり」は、あくまで「アタクシの見栄」であり、
久美子先生は純粋に良い「作品」の情熱が「こだわり」という言葉でしか
表現できなかっただけのことだと思います。

ただ、2幕の最初に3人がそれぞれに、
「創作者」の苦悩を語ってしまうんですね(主演の3人以外)
それは、言わせたらアカンなあと。
ダメだしできるなら、このシーンでした。
なぜなら、台詞で「主題」を語らせて、
観客にわかってもらおうとするのが、
1番「陳腐」だからです。

だから台本書きは「いかに主題を語らずして、台詞を書くか?」に
頭を悩ませるのです。

小柳先生も語らせる傾向があります。
くりえいたあは、すべて語らせます。そうなったら終わりです。
だから、久美子先生、小柳先生には、悪い見本のまねはして欲しくない。

観客(特にヅカファン)は何回も通うということもあり、
非常に目の越えた方もおられます。
心配しなくても、少なくとも久美子先生のお話は伝わってると思います。

1回目。
話のカナメとなる、うららが、今回は非常に強かった。
芝居が上手いと、私はあまり歌はきにしないので、
そりゃ、上手いにこしたことはありませんが、
感情の抑揚をもっとつけるテクニックをもてば、
最近はみかけなくなった「大人の女」もできるトップ娘役になれると思います。

キタロウの飛び降りてからの狂い方も素晴らしい!!
また、まなとの子供のような泣き方も、心苦しくなりました。
回を重ねる事に、熱をおびる出演者たち。
熱いです。

そしてベートーベン?は面白く難しい役でした。
書き手なら、ベートーベン?に?をつけた理由が知りたい。
ナウオンでは、ようなもの?ということでしたし、
劇中では、ブラームスの分身だったわけで。
ブラームスは結局音楽家として、彼をこえようとしていましたが、
越えたかどうか?決めるのは後世の評価ですよね~
演じるりんきらちゃんは、声が良く、迫力ある役者でした。

台詞に「ベートーベンを越えるために山に登りはじめたけど、
その山の頂に立ったとき、自分が彼の物まねでしかなかったと
わかったらどうしますか!」(ウロ覚えです)みたいなことを
ブラームスがシューマンに尋ねるのですが、すでに狂ってるシューマンは
それを意に介そうともしません。
「もう頂上にきてるじゃないか!」と。
芸術とは恐ろしいものだと、
この台詞を聞いて思いました。同時にこういうことがキチンと書ける人が
宝塚にいることに、改めて嬉しくなりました。

また、クララは言います。
「私が曲を書かなくなったのは自由をなくしたから」(みたいな意味)

翼を得るためには、何かを犠牲にしなければならないことのたとえです。

結局、ブラームスはベートーベン?の影からも、クララからも離れ、
最後は1人で亡くなりました。
彼は、翼を得ましたが、生涯、孤独でした。
ベートーベンも、そうだったように。

自由と引き換えに才能の翼をなくしたクララ、そして、クララという伴侶をえたシューマン。
彼もまた、方翼をなくしました。

幸せはそれぞれの価値観なので、どちらが良いとはいえませんが、
私は自由をなくしても、家族をえたクララがうらやましいと思いました。

でも、可能性の翼がある限りは、どこまでも飛びたいですね。
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No title

こんにちわ

久美子先生は、出演者の個性を十分に発揮できる良い作品を作ってくれました。

「本当に生徒のことを理解している」

私もそう思います。
特に大人の凛としたヒロインがうららさんにぴったりでした。
大人の女性を演じられる方なので今後益々楽しみですね。

昔のバウは生徒にとっても作家にとっても、新人の登竜門でした。
今回のような作品を書ける先生に心から期待したいです。

ちなみに、ワタシ的に好きな柴田先生作品はターコさん主演「千太郎纏しぐれ」でした。
再演希望・是非花組・だいもん主演で(夢ですね)

いつもご自分の目線での感想、楽しみにしています。

勉強になります。

ナムタンさんって凄い。

ありがとうございます。

私なんて作品の事を書くのは
100年早いと思いました、
ただ感情に赴くままブログを
書くなんて、、、、反省してます。

ちゃぴさま

こんばんわ。
纏しぐれって、柴田先生でしたか!?
おお、これは大変。
プログラム、買わなくては……
教えていただき、ありがとうございます。

ローズモンドさま

いやいやいや。
といいますか、ホンマにたいしたことないんで、
気にしないでください、すんません。
プロフィール

ナムタン

Author:ナムタン
宝塚歌劇の批評、芝居のお話などを書いてます。
自己紹介なしのコメント、
不快になるコメントなどは
削除、通報いたします。
また名前が名乗れるのであれば、
ハンドルネームもお願いしますね。
最低限のネチケットは守っていただきますよう
お願いいたします。

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