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「翼ある人びと」~翼がはえて、良かった~

「翼ある人びと」観劇。
若手作家で、ゆいいつ「まとも」に思えた久美子先生の作品!!
それだけでテンションあがる。

そして。

「かっこいいまなとを初めて観た!!」と思えた(すんません)
花組時代も?な感じやし、
宙組にきて「銀英伝」はただのイケメン集団で。
「モンテ」は「わなにはめてやる~」ソングしか覚えてなくて、
「風共」では、なんてゆうか、スカーレットかい!!
みたいな、評価のしようのないお役ばかりで、
あまりにまなとを、堪能できなかった。
でもヨハネス(ブラームス)は良かったです。

本当に、久々に「当て書き」できる作家さんが登場しました!!

ヨハネス・まなと。
ロベルト・キタロウ。
クララ・うらら。

2人の男役に1人の娘役。

3人が繰り広げる「切ない心のストーリー」
文字にすると陳腐ですが、
本来の宝塚はこうだった。
誰もムリなお役はしてない。
適材適所で、それぞれが良い芝居をしています。
すごくシンプルな方程式なのに、
何故、それが可能な先生と不可能なセンセがいるのでしょう?

1つは、人間観察の浅い人。
そして作品の主張優先で、出演者をおきざりにする作り。
人事の事情丸出し配役など。
しがらみが多すぎて、書けなくなるのかもしれない。
でも久美子先生の強みは「口コミ」で評価が高いというとこです。
月の「風共」でも、幕間に、この作品のチケット販売をやってました。
ずいぶん、粘ってました。
私は、この「梅芸お及びドラマシティ」の関係者の気合いが好きです!
「良い作品だから、なんとかチケットを売ろう!!」という
大劇場らしからぬ「力の入れ方」が男前やなあと。
同じ系列ながら、どこかの歌劇団は、まかせっぱなしで、
恥ずかしいなあと思わないんですよね~

話を戻します。

ヨハネスははじめ酒場のピアノ弾きです。
「すっげえ」汚い男と呼ばれるくらい、いけてません。
そこに、救いの手が差し出され、
幸せを絵に描いたかのような、ロベルト一家のもとに訪れます。

キタロウが戻ってきた!(涙)

宙にいってからは、もうなんか「テル友」扱いで、
何の役をしてても、心に響かず、
ベルという役にとどめを刺され、
「もうカッコイイ、キタロウは観られないのか」
と、あきらめていた。
だから、よき夫、よき父、よき師匠を演じ、
最後には精神も身体も崩壊するという
「私の好きなキタロウ」が観られたこの幸福!!

この人、本当に上手いのよ!!
テル友で終わらせるのが、本当にもったいないんです!!
包容力と危うさを併せ持つ男役は、なかなかいないと思うので。

そして、うらら。
この人が、ただの「よろめき夫人」で、
夫とヨハネスの間をふらふらしただけの女性なら、
この作品がこんなにも、素晴らしくはなかっただろう。
つまりは、うららのクララに作品がかかってるといっても
過言ではないんだけど、
歌以外は、かっこよかった。

「自分の意思」がはっきりした女性。
ヨハネスを憎くは思わないが、
決してゆるがないロベルトへの愛情。
ヨハネスになびかないからこそ、
彼らの奏でる音楽のすべてが、心に哀しく響いてくるのだ。
何より美しい。品がある。
こんな娘役さんが、やはり上に立つべきだと思う。

そしてベートベン?という?のついた
「ヨハネスの影」を演じるりんきら。
上手いわ~。
さらには、リストを演じる愛月ひかる。スラッとしててかっこいい。
個人的には酒場の女、花音舞ちゃんが相変わらず怪演してて良かった。

宙組は、そんなに観劇しないので、
色々生徒さんを観る勉強にもなりました。

次回を期待したいけど、
このあがったテンションを思い切りさげる「オスカル編」
どうしましょう。

ど~して、良い作品のあとで、オチをつけるかのように
あんなのやるかなあ~(涙)
オスカル編は、また「ベルばら」と別物で作られたし。

わかった!
若手作家つぶしの犯人は、植ジイです!!
「ベルばら」のあとで、この作品を観たかったです。

久美子先生、辞めないで下さいね!!
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本当に・・・

人を描ける脚本家として・・・
繊細な演出家として、
今後を期待させる先生です。
ただ、彼女を育てる器が歌劇団にあるのか?
それだけが不安です。

チケット買いました^^

こんにちは

とむさん、えりたんの退団で、私の第何次かわからない宝塚ブームも一段落かなぁ…と思っています。が、ナムタンさんが「よかった」と仰るならと思って、日本青年館のチケットを購入しました!

今は地方に住んでいるのですが、今月末から東京在住になるので、飛行機とか新幹線に乗らずにいろいろ観劇できるようになるのが嬉しいです。

ナマの舞台、大好きなんです。素晴らしいなぁと思える作品に出会えると、何年たっても幸せな時間や空気を思い出したりできるので。
これからも、「よかった」と思える作品があったら教えて下さい。

今日はこれから大阪に向かいます。飛行機、飛びますように(祈)

No title

バレンタインの午後、観劇していました。
とても、とても切なく美しい舞台でした。
音楽の使い方もセットも、良かったですねぇ。
これを宝塚に求めていたんです。
愛ちゃんが好きなので。
そんな軽い気持ちでしたが、まぁくんもキタロウも
うららちゃんも、あっきーも、れーれも・・・
みんな芝居ができて、美しくて、観て良かった!
と、久々に心から思えました。
まだ新人の上田 久美子先生に、こんな素敵な作品が
作れるのに、宝塚のぬるま湯だか権力だかで自分磨き
を忘れ、カビついたようなセンセイ方がいつまでも
のさばるなんて・・・
上田先生の大劇場デビューが楽しみであり、潰されたり
変な色に染められてしまわないか、心配でもあり、です。
でも、この方の作品は必ず観よう、そう決めました!(笑)


追伸

いうもブログを拝見しています。

緒月さん

「スサノオ」新公でアオセトナ(本役は水さん)だったので
そのうち主役もあるかな?と楽しみにしてました。
凰稀さんは壮さんの役の月読だったし。
でも結局、新公主演はなくて残念でした。
伶美さんは遥くららさんを思い出させますね。
お歌が・・・も含めて。

見たかった!

稽古場をチラッと見て良さげだなあと。雰囲気が解るようになってきた。しつこく見るせいかも。(^^)まずうららちゃん。実は声の低い娘役さんあんまり好きではないんですが、メラニーをチラッと見て、できる人!と認識。更に宝塚らしい爽やかな品がある。綺麗な首筋から肩の辺りに柔らかさがあって。しっかりセリフも言えてたのでこれはキタロウさん、マー君との芝居が面白いぞ!と(^^)歌えないのが痛い!必死でレッスンしてほしい。トップになれる器。あとは。なかなか巧くならないマー君。不器用なんでしょうね。蒼い口づけの頃からあんまり進歩を感じなかったんだけどブラームスは似合ってる。シューマンとの感じもいいし丁々発止の芝居がやっと少しできるようになってきた。と思います。見てないんだけど。(^^;上田先生には期待してます。(^^)

私も見ました

ナムタン様 こんばんは!いつも楽しみに拝見しています。

私は14日の12時の回を見てきました。
台詞も衣装もキャスティングも音楽も違和感の無い 清く正しく美しい作品でした。最近 なぜ女性にそんなひどい台詞を言わせるのか、腹立たしくなる作品が続いていたので、今回のこの作品を見て、『そうそう、こういうのが見たいの』と思いました。

私も初めて朝夏さんをいいなと思えました。
今まではあのぎょろんとした目が気になって仕方が無かったのですが、今回はまったく気にならず、甘い声とダンスの時のしゅっと伸びる手先、足先が良いなあと思えました。クララやロベルトとの関係性も良かったです。

うららちゃんの美しさはまるでギリシャの彫像のようで(なぜか写真ではゴツク見えるのですね)鼻水までも美しかったです。(すみかちゃんの鼻水はいなかっぺ大将のまんがを見ている気分になったのですが⇒すみかちゃんも好きですよ)お歌はもっともっとがんばって欲しいけど 子供っぽい娘役さんが多い中、本当に貴重な娘役さんだなあと思います。

緒月さんは、やさしくて あったかくて 理想のだんな様。うららちゃんとの身長差もぴったりでしたね。今回は声も裏がえっていなかったし 素敵でした。

こんなに素敵な作品なのに チケットが あまり売れていないのが残念です。何回でも見たい作品です。次の上田先生の作品も期待します。

クロさま

作家、演出家に必要なのは、
「場所」です。
どんな才能があっても、
作品を発表する「場」がないと、
作り手には話しになりません。

ですから、久美子先生に必要なのは、
劇団ができること、するべきことは、
作家に、上演する場を提供することです。

今、発表する場をなくした先生は、大勢います。
残念です。

あいこさま

コメントありがとうございます。
私にとっては、宝塚で、
今年初の良作でした(^^)

たかこさま

コメント、ありがとうございます。
私も久美子先生の舞台は観劇したいと思います!

めいさま

キタロウさん、私は好きなジェンヌさんです。
何より、芝居のウマさ、温かさも持ちつつ、
狂気もだせる、貴重な男役さんだと思います。

また、うららさんの舞台度胸の良さと、
感の良さは、確かに大物の感じがします。

まめぶさま

コメントありがとうございます。

毎回熱演されていた、良い舞台でした。
いつかスカステで放送したら、ごらんになってください。

こじろうさま

コメントありがとうございます。

内容はこらんになって感じられたとおりだと思います。

私には何が基準で、
売れた、売れてないをいうのかわかりませんが、
この作品は口コミで評判になり、
東京は、チケットがとりにくいそうです。
口コミで、伝わる良作が、私は本来の芝居の姿であると思い、
そのうぶん感慨深いです。
宝塚から、まだ「良作」が生まれることに。
プロフィール

ナムタン

Author:ナムタン
宝塚歌劇の批評、芝居のお話などを書いてます。
自己紹介なしのコメント、
不快になるコメントなどは
削除、通報いたします。
また名前が名乗れるのであれば、
ハンドルネームもお願いしますね。
最低限のネチケットは守っていただきますよう
お願いいたします。

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