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月組「風と共に去りぬ」~マミーのペチコート~

マミー。

私の中ではほっしゃんさんが好き。

バトラーが嫉妬に狂い、
酒に酔ってるシーン。
なんとか飲酒をとめようと、
マミーが赤いペチコートを見せるトコ。
あれが、ほっしゃんさんは、
恥じらうように、チラみせしてはったんですよね。

思うんですよ、この時代。
黒人奴隷。
黒人差別。
それを背景にした社会の中、
使用人に「プレゼント」を
送ること自体、すごいコトなんですよね。

映画「ヘルプ」(テイト・テイラー監督)は最近の話ですが
いかに黒人差別がひどいかわかりやすいのでおススメします。

宝塚「風共」において植田センセが、そこまで差別を
念頭において書いたかは謎ですが、
差別なく使用人にペチコートをプレゼントする行為に
バトラーの「性格」が出てると思うのです。

優しい気遣いのできる男といいますか。

なんかバトラーは「包容力」が1番!みたいに言われてますが、
その包容力の源は、もともと気遣いができる、
偏見のない人物であることが前提でないと
いけないと思うのです。


多分、ショーちゃん、ツレちゃんは「男役」を
意識した演出を長谷川先生から教えられたので、
いかに「格好良くみせるか?」が重要課題だったと思います。
が、長谷川先生亡き今は、
あの脚本からどれだけバトラーの性格を
読み取れるか、も必要なんじゃないかなあと
感じるのです。

ちなみにマリコバトラーとノンちゃんバトラーは
「包容力」と優しさを感じました。

テルバトラーは包容力は感じないけど、
温かかった。そこがツボだったんですね。
いかにもマミーにプレゼントを贈ってそうな感じ。

では、イシちゃんはどうかというと。

上手いです。
でも、彼女の後に続くバトラー役者を育てたほうがいいな、と
思いました。

なぜなら「声」がけっこう限界にきてるから。
声は役者の個性で、命です。
イシちゃんは「理事」になり、求められることに
真摯に向かい合い、努力してきたと思います。
雪組で、ユキちゃんたちとじゃれてた頃と比べると
本当に変わりました。
素晴らしい。

でも彼女にも限界がある。

マサーレットの台詞が心に響くのに、
イシちゃんバトラーの台詞はうわすべりしたトコが多かった。
また4回目というので、潜在的な「慣れ」もあるんだろう。
「植田歌舞伎」は「見得」をきるポイントがはっきりしてるから、
そこをはずさなければ、上手く観える。
歌も苦しかった。
「愛のフェニックス」は、
聴いてると、テクニック優先させてる感がすごく出てて
正直辛かった。
イシちゃんは、ここまで頑張ったから、
あとに続くような男役を育てて欲しい。

そう、ペチコート。
ナトリさんは、バッとみせるんですね。

違う~

「黒人奴隷を人間の女性として扱ってくれた喜び」

すっごくマミーにとって嬉しいコトだったはず。
だから、ほっしゃんさんは、
恥じらいなからチラみせしてて、上手いなあと。
自分は、そこがツボなんです。

これからも「風共」が上演されるなら、
ワタシはペチコートのシーンにこだわると思います。
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No title

原作では南部の人間が黒人と生活している愛情のようなものがよく描かれているんですよね。最後の最後がマミーのふしくれだった指でなぜられて慰められたい甘えたいというスカーレットの思いですし。

 ペチコートを贈るというくだりは、新婚旅行で自分たちをラバといったマミーのことをスカーレットがプンプン怒っているところで、バトラーが「誇り高く偉大な」マミーに、ぜひタフタのペチコートを贈るという話すところで出てきますが、マミーは自分のことをロビヤール家のお嬢様に代々仕える特別な存在だと思っていてならずものやプアホワイトをものすごく見下していて、だからスカーレットにもなんにも遠慮しないんですよ。

 レットはマミーをとても尊敬しているんですよね。それを演技で出せるのは大切だとナムタンさんの評でそうだなあと思いました。

 私にとってマミーはあべこべさんです

 この場面ちょっと後ろに下がって・・・この後ろに下がり具合が可愛いのです
 で、ちら見せ。

 この場面での愛嬌のある感じはあべこべさんだなあと思っちゃうんですよ

 それ以上にこの作品は私に与えた打撃が多大で(笑)

 どうしても原作と乖離している日本のでっかいスカーレットには(帝劇含む)馴染めずにいます

 また原作を読まず映画のイメージだけの方が宝塚版を観てどうこういうの人が多いのはどうなんだろうと。映画の脚本はひどいです
 特にラストのスラング、原作のバトラーは最後とてもいんぎんでエレガントなんですよ。彼が傷ついて年老いて静かに生きていきたいという心情に至ったということが映画の製作者はなんにもわかっていないのが本当によくわかります
 この映画の激しいバトラーのイメージが続編2本にまで至っているのには・・・まるでスーパーマンみたいな力強さ。こんなに強い男ならどんなに強烈なスカーレットとでも死ぬまでやりあえますよ(苦笑)

 宝塚はラストのバトラーのエレガントさだけでも映画よりいいと私は思っています

えむさま

マミーに反応していただいてありがとうございます!!
映画も「素敵」くらいな感想しかない自分にとり、
また、全5巻の原作を読みきれなかった
ヘタレなワタシにとり、
ヅカ版「風共」は、逆にクリアな目線で
いらない先入観なくみられる珍しい作品の1つです。
「ベルばら」みたく原作を繰り返し読んでると、
イメージがついてかえって邪魔なんですが、
風共は、素直な目線で植田脚本にダメが出せる、
いい作品だと思っています。
プロフィール

ナムタン

Author:ナムタン
宝塚歌劇の批評、芝居のお話などを書いてます。
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不快になるコメントなどは
削除、通報いたします。
また名前が名乗れるのであれば、
ハンドルネームもお願いしますね。
最低限のネチケットは守っていただきますよう
お願いいたします。

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