「カチューシャ物語」と「復活」~蘭寿とむ~

「カチューシャ物語」は、その昔、
春日野八千代さんで上演されました。
脚本は、菊田一夫先生です。
音源をいただいたので、
聴きました。

「復活」よりよかった。

石田株急下落のワタクシなんですが、
「センチュリーなんとか」といい(もう覚える気なし)
100周年の作品を、この人に書かせる劇団がわからない。
いや、100周年でなくても、
ヅカをバカにしてる人を劇団に在団させておく意味がわからない。
本気でわからない。
大野くんを辞めさせるなら、
こいつを辞めさせろよ。
本気で思う。

「カチューシャ物語」は
「復活」でランノお嬢様がやってた役を
那智わたるさんが、おやりになってます。

すいません。
比べることが失礼ですね。

蘭とむのネフリュードフ。
菊田先生の台詞はトルストイの宗教観を
ズバッと書いてました。
そしてこれこそ、この話の本質で、
確か蘭とむ自身も「宗教観が違うから難しい」みたいな
役作りのコトを話してた記憶があります。

「2人で幸せになることがつぐないなんだ」

「あなたはわかっらっしゃらないのね」

そう。
「無償の愛」を、ささげることで、
カチューシャへの罪悪感を、己の贖罪にした彼のおこないを
カチューシャは見抜いて、諭すのであります。
本来は「贖罪」の意味を、問う物語で、

「恋はメインディッシュ~」
とかいう、おかしな話ではなく。
また、ランノの貧相な身体をまさぐり
「身体は世界旅行してるんだな」
などという、バカ丸出しの台詞を聞くための
お話ではないのです。

盛り上がりドコロがないので
花組子たちは、「ジャムの歌」で遊んでましたが、
彼女らだって、まともな芝居もしたかったろうに、と
本気で思いました。

「復活」。
これがまだ、カチューシャがみりおんであれば(新公はみりおん)
少しは我慢もできたのですが、
本当に本当に、残念。

蘭とむのトップ時代の作品を、アレコレ語ろうとすると、
つい指がとまるのです。

今年のおとめにやりたい役が具体的に書かれていました。
「大恋愛モノ!!!!!!」ではありません。
「川霧の橋」です。
「大恋愛モノ」……くりえいたあ・けいこの自己満作品でなく。
柴田作品で「卒業」させられなかったのか?

ワタシも彼女の日本物が観たかったので、
最後に、意思の強い彼女が残した言葉に、
「何故彼女がダメなんだ?」という思いでいっぱいです。
しかしながら「川霧の橋」は彼女で観たいものではないです。
ごめんなさい。

柴田先生が「当て書き」した蘭寿とむ作品が
本気で観たかったです、はい。

「復活」をつぶしてでも、柴田作品ができなかったのでしょうか?
少なくとも、上演する価値は、雲泥の差なんですが。
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「鳳蘭、それは私」~逸翁トークSP~

いや、こないだ行ってきたんですけど。

この方ね、
たとえば海外旅行で税関通るときに
「職業:タカラジェンヌ」と書いても
すんなり通る気がしました。
もちろん、冗談ですよ~

でも「女優」でも「歌手」でも「役者」でもない。
「芸能人」とも違う。
じゃあ、ツレちゃんさんて、何?
と説明するなら、
「生涯タカラジェンヌ」じゃないかなあと。

その前のカンちゃんさまのコンサートを、
「アットホーム」と表現するなら、
今回のトークは、
「鳳蘭 DE ショー」みたいな?

話ももう、ネタなんですよね。
1つの漫談みたいに出来上がってて。
それが、また面白い。
ホンマにこの人は、ヅカのために生まれたんやないかと
思った次第です。

印象に残ったのは。
風邪をひいておられたんですけど、
もう、地声すら、ちょっとしんどいのに。

「せっかくやから歌のプレゼントです」と
3曲。

みなさん、もちろん手拍子で、
ツレちゃんさんの歌に合わせようとしたら、
それをツレちゃんさん、ジェスチャーでとめました。
「拍手はいいから」と。
今回はピアノが用意されてた訳じゃないから、
カラオケ?みたいなので。
しかも音がすっごい聞き取りにくいレベルに流れてたんです。
だから、歌っててリズムがとりにくかったんでしょう。
耳をそばだてつつも
「セ・マニフィーク」
「ろくでなし」
「愛の賛歌」

この3曲を歌われました。

風邪で声がでにくいのに。

上手いんです(涙)

歌える人は、風邪で声を潰してても
聞かせることができるんだと。
贔屓目でなく、実際聞いてみて驚いた次第です。
そして、別に歌わなくていいのに
「喜んでいただく」精神は、素晴らしい。

歌える人が、いかに貴重か。実感しました。

才能ある生徒に居心地が悪い場所。

まっつ「卒業」で一番感じたこと。

昔は、できる生徒を見抜く先生がいて、
早くから抜擢し、
適材適所で使ってきた。
それは、トップ候補に関係ない。

歌えるものは、歌い、
踊れるもんは、踊る。

そういうことだ。

芝居ができて歌える、昔は当たり前だった生徒が
数えるくらいしかいなくなった今、
まっつ「卒業」がどれほど大きいことか、
真剣に劇団は、考えてるんだろうか?

歌えない「歌劇団」なんか、
本当に客はみにこなくなると思う。

まっつだったら「愛におののく花」を聴きたいと思える。
そういう生徒なのだ。

「想像力をかきたてられる存在」

今の生徒さんで、そんな人、何人いるでしょうか?
贔屓のひきたおし抜きで、1度真剣に考えてください。

「創作意欲」がわく生徒がいないのは、「個性」の欠落です。
本気で、劇団は考えて欲しいのです。

未涼 亜希。

この人を以前、雪組のナウオンで観てて思った。

「彼女は同期支えで使うべき人じゃない」
これは、最初の方で書いてたので覚えてる。

同期支えとかいうシステム事態、あまり好きじゃない。
理由は、その同期の生徒もまた、タカラジェンヌの1人だから、
いち役者として観ないと失礼だと思うからだ。

宙組には思うことあるが、
トップたる人には、本来「支え」など
失礼なんである。支えがいるなら、
トップになるな、という話である。

話がそれました。

「心中・恋の大和路」はまっつの舞台と書いても過言じゃなかった。
さかのぼって、BJを彼女がやった時の、
あの「再演」を新しいものに作り変えた才能に拍手した。

彼女は支える人じゃない。
自分の足で、きちんと立って道を歩くべきスターだ。

アンドレもそうだ。
彼女は、いままで観たタイプではない、
まっつのアンドレを実に誠実に演じてくれた。

彼女は型にはまらない。

歌い上げるわけでなく、
それでいながら、心にすっとしみる歌声は、
彼女だけのモノだ。

理由はわからない。
彼女が決めた道なら、なおさらだ。

でも。
「卒業」の時期には、まっつはあまりに早いと思う。

BJのトークショーで、ヤンさんの言葉を残す。

「まっつは宝塚に必要な人です」

悔しいです。

海乃美月と暁 千星~月組新人公演~

作り手が古臭かろうが、
作品を盗んでこようが、

宝塚からは、どんどんスターが作られてるんだなと感じた。

「明日への指針」からは
暁 千星。
声の大きさ、台詞が明瞭であること。
舞台映えする容姿。
何より「根性がある」おしだしの強さは
かなりの武器になると思いました。
歌もまだまだですが、これからの人なので、
きちんと稽古をすれば、きちんと成果のでる人だと思います。
あのつまらない芝居ですが、
若さと、台詞に変なクセがないだけでもストレスなしで、
楽しく見れました。
変に本公演を意識せず、
下級生で作り上げてる連帯感が
観ていて気持ちよかったです。

咲妃が出たことで、やっと美月ちゃんに
ヒロインがきたことも喜ばしいです。
彼女は歌えます。線が細いですが、
これも稽古次第で良くなれる人だと思います。
また、コマの役だった、たまきち。
コメディができる器用さがはまります。
ただ、優等生で、終わってしまわないようにしてほしい。
歌も、声があまり良くないのに関わらず、
かなり練習をつんだ成果が現れてました!!
憧花さんの役の晴音アキ。
大変芝居の間の取り方が上手い人です。
もっと使うべき娘役さんだと思います。
以上が芝居で、目立った人たちです。

「花詩集100」

こちらのたまきちは、もう真ん中が似合う人になってます。
すごいです。
歌の成長は書いたとおりで、
クセが無い分、本公演より聞きやすいです。

スミレの青年・隼海さん。歌を練習してください。

輝月ゆうまクンの赤いケシはキレイでした。
翻弄される僧侶、連つかさ。
良かったです。

ショーは、先に書いたように作者への不信感が強いので、
あまりどうこう感じないのですが、
今回、月組生さんと席が近いこともあり、
つい観てしまったのが、月組トップ娘役さん。
自分もまだまだ若いのに(涙)
美月ちゃんが自分の役で出てきたときは、
一緒に歌をくちずさみ、
手に汗を握るほどに、舞台をみつめ、彼女が舞台から
はけるまで、きちんとみていた姿に、
上級生がきちんと観てあげてる「伝統」の良さを垣間見て、
温かい気持ちになりました。
どの組も同じだと思いますが、
上級生が下級生をみて、キチンと指導できることは
宝塚のいいところだと思います。

今回は、暁 千星の成長に期待したい公演でした。

花詩集100!を考えた。

ダイスケさんお願い!

鴨川先生の真似はもうSTOP!!

きついわ。

凡人は、天才になれないんです。

初見から、このショーは、
「楽しくない」
「心に入ってこない」
「何も残らない」

と、すっごい気分悪くて。
しかし、体調が悪いからだと思い込み、
今回まで待つことにした。

藤井ダイスケは、宝塚を代表する若手ショー作家だ。

何回も書くけど「NON STOP!」は好きだし、
「銀河鉄道の夜」も好きだ。
「HAMLET」も龍真咲渾身のできばえだと思う。
「エキサイター」とか「コンガ!」とか楽しいショーだった。
しかし、トップにあわせたショー作りをやりだしてから、彼の作風は変化した。
それが一連のリスペクトシリーズに繋がったと思う。
1番最初にみたのは、

「イタイ選曲と歌わせる人と、周りが必死で
かっこいいと褒めてる姿」


そう。「エトタカ」の「セ・マニフィーク」BY ねね・ゆめさき。

ド下手やった。
マジ「映像」でここまで破壊されたのは初めてやった。
そしたら、周りで踊る男役が、スカステで
「ねねちゃん、かっこいいよね」とか
なんとか持ち上げたトークを放送までして、
逆によほど、本物はひどいんだろーなーと思った。

そこから、リスペクターダイスケの、ショーの質は
坂道を転がるようにおちていく。
気持ちいいくらいだ。

それは「劇団からの制約」ありで作ってるからなのか?

レオン君のコンサートも担当したが、
ショーまで、そのノリで作り始めてしまった。

だから、雪組の「コングラ宝塚」は終始、うるさいだけのショーだった。
選曲もそうだが、教会がでてきて、シスターがでてきて、
時にシスターが乱れたり、修道士が悪魔のトリコになったり、
男役の女装だったり。


全部、鴨川先生がやってますから!!!

盗んでいいのは最初だけだと思う。
この人は、継承してるんじゃない。
ただ「物まね」して喜んでるだけなんである。

だから「アムール・ド・99」の「シャンゴ」の1場面を、
「再現」したと嘘ついて賞をもらってたけど、
(何故嘘かというと、振り付けのストーン氏でないとできないから)

「再演できません」

と、封印してる作品なんです。

それを自分の手柄のように勝手に「物まね」して
再現した宙組子も可哀想だと思う。
藤井氏の考えた、シャンゴのアレンジをやって団体賞とるならまだしも、
「再演不可」と先輩のショー作家がおっしゃってるモンを

「平気で再演する神経」
「リスペクト」と言いかえる無神経さ。

こういうのが重なり、ワタシは藤井ダイスケ作品を
信用しなくなったのだが。

100周年にやらかしたよ。

「花詩集100!」

白井先生を盗むなら、真剣に盗みなさい。

中途ハンパな選曲とアレンジ。
セットだけは豪華なステージ。
この人のどこに「リスペクト」があるんだろうか?

こないだ「花詩集」のイベントに池田文庫にいきました。

展示されてる白井先生のノートには
パリでみたショー(レビュー)のダンスの段取りが全部かかれていました。
フランス語練習ノートは、はじめは単語のみの書き取りが
最後には台本形式で書かれていました。

セットのプラン。
楽譜。

なんでもある今ではない、
何もない当時に、ものすごい「努力」をされて
「花詩集」を上演されたんです。

ワタシがダイスケ氏の立場なら、
恐れ多くて簡単に、
「あ、これいい感じ」的には使えません。
まず、自分でプランを考えます。
「盗む」のは、おいしいとこをとるのでなく、
「自分の頭で考えた花詩集」を作るという意味なのです。

そして、先に書いたように鴨川先生の真似をしすぎです。

あなたは鴨川先生ではありません。

天才でも鬼才でもありません。

たまたま作った作品が組ファンに支持された程度です。
少なくともワタシは、あなたのショーがそれほどのものとは
思えないのです。

「ザ・フラワー」という作品は、ダイスケ氏が今回「花詩集」を
物まねする前に、鴨川先生が作られた作品です。

少しご紹介させてください。

自分は、このままダイスケ氏が「盗んだ部分」が
また、間違って評価されて、勘違いするのがいやなのです。

「にぜもの」を知るには「本物」を知って欲しいのです。

今回「愛におののく花」
~花に揺れる君、愛に揺れる君
 優しい愛に輝く君に~

「うぁいにゆうれるきみい~」と
まさお節が炸裂した、この曲は「花詩集」でなく
「ザ・フワラー」から盗まれました。
白井先生でなく、鴨川先生の作詞です。
(ちなみに、初演では汀 夏子さんが歌われています)

しかも100人じゃないけど、当時の初舞台生を舞台にあげてるのも同じ。

「WEST WIND」も盗みたかっただろうけど、
今の時代はダメだったのかもしれない。

ちなみに自分は「ザ・フラワー」を観てません。
でも脚本があれば、ある程度の「想像」はできます。
ダイスケ氏は、もっと資料があるから、
かなり「想像」はできると思います。
ただ、彼はキチンと理解しないといけないんです。
座付き作家の責任として。
何故、教会がでてくるのか?
シスターや修道士がでてくるのか?
それは鴨川先生のショーでなく
「ミュージカル」の台本を読めば、理解できます。
彼の創作の基本が宗教思想にあることを。

詳しくは書きませんが、

盗むなら、その文体を自分のものにするまで盗めと思います。

彼は、とにかく中途半端なんです。
途中で、おきざりにされた白井先生を
なんだと思ってるのでしょう?
こうゆう人の、ちょっとした勘違いが
「伝統の継承」を終了させていくのです。
ダイスケ氏にいいたいのは、

「自分で考えた作品を作ってくれ」

ということです。

最後に鴨川先生の「ザ・フラワー」から言葉を書いておきます。

「宝塚歌劇団では白井先生の歴史的名作「花詩集」をはじめ花を歌った美しい作品が数多く生まれました。
 この素晴らしい伝統美が高木先生に受けつげられて、
 いっそう大きな花が咲きましたが、
 今、宝塚歌劇団でしかうまれえない作品を
 誰かが受け継いで、現代に残していかなければならないと思います」
 

「昔と違って、そんなに贅沢が許されない現代、
 豪華なレビューを作ることは大変難しいことです。
 が、スタッフの努力できっと私の夢以上の美しい花が実ることでしょう」


しかしながら、プログラムからのダイスケ氏の考える
新しいレビューとはトニー賞候補になった振り付け師で踊り、
フランスからデザイナーを呼んで豪華な衣装を作ることがメインであり、
100人のラインダンス以外に目新しい、ダイスケ氏からの
「レビューへの挑戦」のようなことは書かれておりません。
今年最後の宙組ショーも、ダイスケ氏ですよね。

自分は、今回の一連のリスペクトショーと、
鴨川先生を完全にバカにした作り方に、
非常に怒りを覚えたので、
今後の藤井大介作品には、興味なくしました。
「花詩集101☆」でも「スミレがさいちゃった!」でも
勝手にやってろと思いました。

「宝塚をどり」「明日への指針」2回目~雑感~

「宝塚をどり」……特出なしの、月組だけになってからみました。

皆さん、それなりにやってたと思います。

ただ。

OSKをごらんになってる方からしたら、

どーも毛振りは「笑える」みたいです。
たぶん、歌舞伎の役者さんも、笑うみたいです、失笑という。

子獅子が、毛振りしてて、
親獅子が、首傾けてるつーか、猫みたいにミャーミャー
やってる仕草をしてると、

「それは違うやろう!」

と、突っ込みたいんです。

本当は、トップが毛振りしてナンボの連獅子なんですよ。

「クビ振りまさおが可愛い」というのを目にしてしまい、

「それ、違うし!!むしろ、龍さんまた
何もできないトップの称号が1つ増えただけやから!」
と、思い切りいいたい。

なんで、できるかできないか、お試しもせずに、彼女はやることを
放棄してしまうのだろう?
トップになりたかったんじゃないの?そしてなったんじゃないの?
もう準トップもいなくて1人トップの称号まで手にしたのに、

どうして真剣に舞台に向き合おうとしないんでしょうか?

彼女は、舞台のモチベーションが下がる傾向のある人ですが、
すでにつややかな声は、なくなってました。
しんどいやろう。
でも誰でもしんどいねん。

それを我慢して舞台をやるのがトップだと……
誰かがこんこんと言い続けてコレなんだったら、
手遅れだと思う。

他の人。

ミエコ先生の舞がへたくそになってた。

前に、このまま、ミエコ先生とイシちゃんで、日舞をやるのは
ヅカ的にきついと書いたけど、

本気でヤバイと思いました。

春日野先生、天津乙女先生。
「舞」の達人は、もう宝塚に存在しないのでしょうか?

ミエコ先生の「ドコ」と具体的にかけないんですが、
手先まで、行き届かないといけない神経の細やかさが、
欠落してきてる、とか。
音のテンポと足が、遅れてきてるとか、
テクニックでいえば扇の使い方がぎこちないとか。

自分でやると、本当にわかります。
春日野先生の舞をほぼ毎日、DVDで観て、扇子の使い方だけ、
振りを覚えてるんですが、推定研究科80年の先生、
手先から「品」が漂ってます。
扇を返す手の美しさ。
「舞」は年齢じゃないです。
ミエコ先生を「お歳」で終わらせるのは間違ってます。
単に普段の鍛錬ができてないだけだと、若輩者ですが、
観てて思ったとおりに書かせていただきます。

春日野先生は、お歳に関係なくできてました。

マギーは、初見と変わらず、
腰がきちんと入ったブレのない舞を見せてくれました。
コマは初見では、そんなに感じませんでしたが、上手かったです。
みやるりは、とにかく美しい!
お化粧は彼女をお手本にしたらいいと思うくらい。
カチャも、顔立ちがわりと和風なのか、
お化粧が似合ってきました。あと、品がでてきたように思います。

郷土史のトコは、前回はちなつしか目に入りませんでしたが、
今回、トシの踊りも、上手かったと加えておきます。
たまきちは、真ん中にいて安定。
それより「よさこい」は、もっと、つやのある声の女役に
何故歌わせないんだろう???

土佐の高知が先祖の土地の我が家では、
昔からよく歌ってたんだけど、
「よさこい、よさこい」は座談会でもかかれてたように
「夜に来てね」とお誘いしてる、ラブソングなんで、
憧花さんの声は色気がないんである。
2回きいても、つまらなかった。
これじゃ郷土史を再演した意味、あれへんと思う。

月組娘役で艶声の人、いませんか?
思い切って白雪さち花ちゃんとか。

う~ん。
歌は相変わらず、どの組も課題ですね。

ラストのスミレ観音(で、いいのかな?)は
相変わらず、ありがたいのか、笑っていいのか困った。
100周年と本気で関係あるのか、すっごい気になる。
植田センセに、解説して欲しいくらいだ。


これで、なんか
「宝塚は日本ものはなんちゃって」で、
やります宣言されたみたいで、哀しくなった。

今、どの組でやろうとも、星組が回数をこなしてる分、
有利なくらいで、テクニックでいえば、どこも同じくらいなんじゃなかろうか?

本気で日本物をやってほしい。
コーイチ氏は、考えてないんだろうけど。

「明日への指針」

相変わらず苦手。
これ、トップやら、2、3番手クラスの生徒がやる芝居じゃない。
「うたかたの恋は山の彼方に」やったか、
とにかく、その陳腐さが自分との戦い。
「石田のワルノリに怒るな」という葛藤。
「じぇじぇじぇ」を今更もってくる感覚とか、
もう
「最高に最低のセンス!」
なんですけど。
「ここにいるおばさんも昔は少女だったのよ」で、
客席は笑うなよ。バカにされてるんやから。
石田を甘やかすな。
受けたと思って、また女性の嫌がるような作品を
調子のって書くと思います、この人なら。

だから、そんなに「ヅカをバカにした作品」を書くなら、
辞めて書けばいいのに、と思うんですよね。
この人に「宝塚愛」全然感じないんです。

でも「辞めてほかで書くほどの根性もないし、
使ってくれるトコもない」というのが現実なんでしょう。

もしもオギーが戻ってくるなら、
喜んで石田氏に辞めてもらいたいんですけど。

それくらい「作品」が嫌いということです。

作品を評価してないんで、ここに出る役者さんはいちいち書きませんが、
よくやってると思います。
でもこの系統の作品は「内容」がないから、必ず役者に飽きがきます。
すでに飽きて来てる人もいると思います。
そこを崩さず、なんとか千秋楽まで、持つといいなと思うのです。
「やりがい」のない芝居を長く続けても、役者に進歩がないでしょう?
その「怖さ」が何故石田氏は、わからないのか、理解できません。
(花組の「復活」はあの、とむえり、みわっち、まりんというメンバーの
功績がかなり大きいです。だから、あの程度の被害ですんだのです)

楽日あたりには、芝居で壊れてる気がしないでもないです。
ちゃぴが真剣に、人妻に取り組んでるのや、
コマ、たまきちの好演が目立つだけに、
しんどいなあ、と思いました。
作家は早く世代交代してください。

品と根性の歌姫・初風諄~逸翁コンサート~

カンさまのコンサートに行きました。

この方も自分にとっては、現役時代を知らないジェンヌさんです。
「ドリドリ」で、その歌声のファンになりました。
「ベルばら」を映像で観て、
「これがアントワネットかあ~」くらいに思ってた方です。

お衣装が「ドリドリ」できてた、燕尾の変形スタイルのやつ(黒と白の)
すんません、ファッションセンスないんで、説明できません。
とにかく失礼ながら、可愛かったです!!

「私のすべてをお見せしましょう」という歌から始まりました。

そんな見せていただかなくても、というくらいよく喋る方なんですね。
ワタシ、歌を聴かずにトークを聴きにいったかのようでした。

自由度が高いというんでしょうか?
同期の方が大勢来られてたのもあってか、
アットホームなコンサート。

1曲1曲に、カンさまのおもしろエピソードや
解説がついていて、本当にそれが笑えます。

「愛の歌」(皇帝と魔女)
当時の宝塚作品に、動物がでてたコトを思い出すカンさま。
「ワタクシ、ウマをやりましたわね~」
「あの頃は動物園もございましたから。小さなゾウとかでてたんですの」
ぞ、ゾウですか。

また、劇団の出してる分厚い「人名事典」いわく、
「いちいち男役から娘役転向って書いてるのよね。何のお役もしてないのに
男役まで書かなくてよろしいでしょ?でも買ってくださいね。
2冊でてるけど、重いからわけて買いましょうね」

「私は桃の花が好き」(花のオランダ坂)
そして「オクラホマ!」から
「新しい日々」と「恋仲と人は云う」を歌います。
観てませんが、カンさまの解説で観た気になります。

「ゴンちゃんのもみあげがチクチクして痛かったわ」
そういう作品なのか。いや、違うけど。

ミッキーさんの時に書いた
「霧深きエルベのほとり」からは「うたかたの恋」「エルベ恋しや」

その間も
「歳ですから水分補給をしないといけませんね」
とステージにマイペットボトルを置いて水分補給。
なんか1つ1つ、とにかく「可愛いおもろい」んですわ。

曲の順番も間違ってて、それをピアニストさんに言われて、
「あら、そうでした?じゃあ順番変えましょう」

もうカンさまワールド全開。

ソチオリンピックの話題をいきなり言われて、
「何事?」と思ったら。

「皆さん、よく無事に日本に帰れましたよね~」

それは、ご本人たちが実際、それこそ危ない時期に
バルト3国に公演に行ってらしたからで、
「もう舞台にのると、そこが揺れてるのよ~」
カンさまが云うとなんか、怖くないんですが、
結構デンジャラスだったようで。
ちなみに演目は和物が白井先生。洋物が鴨川先生でした。

いったん休憩。

歌よりトークに夢中になってたんですが、
休憩がおわりドレスに衣装替えしたカンさま。

「めしませ~花を♪」で登場。
「ラ・ヴィオレテラ」です。

「このドレスは清水の舞台から飛び降りた気で買いましたの」

カンさまの清水の高さがどれくらい高いかわからないけど、
「ドリドリ」のデザイナーさんに頼まれたんだそうです。
ただね、後ろから見てたら、やっぱし
「ちょっときつそうです!!カンさま!!」

胸まわりにゆとりがあるほうが、観てるほうも安心しました。

休憩後が歌がメインになってきました!
いや、コンサートなんで、それでいいのですが。

「愛の宝石」
それも滅多に聴けない3番の歌詞で歌われました。

これは鴨川作品「ララ ファンタシーク」の主題曲でもあり、
有名ですが、当時、星組で上演されたとき、
1番を安奈さん、2番をツレちゃんさん。
そして、大原さんが3番を歌い継いでいます。
珍しいので歌詞を書いておきます。

「思い出に~」から「美しく ただ美しく」までは同じ。
サビの部分が
「深い深い あの人の愛が
 遠く遠く 離れた今も
 冷たい涙で 空しいリズムを
 寂しい心に 何故歌い続ける」 

滅多に聴けないので非常に感激しました。

カンさまのお母さまが亡くなられたときに、植田センセが作ったという
「遠い彼方」という歌で、お母様を最近亡くされた同期の方が涙。

そこに今回、最小のピアノの音だけで歌う
カッチーニのほうの「アヴェ・マリア」が

神ソング
宝塚の曲じゃないけど、あれはすごいですよ。

「あの方、昔は大物娘役でしたよ」と説明するのに、
この1曲で、説得力あると思いました。

ラストは「ワタクシの持ち歌」と可愛くご紹介。
その名も「私の歌」そのまんまやん!

アンコールは皆さんで「スミレの花咲く頃」を歌ってサヨナラ。

ワタシはカンさまに思い入れはありません。
肝心の舞台を観てないからです。
でも「エリザ」に出演中、病気で降版されたのは知りませんでした。

人は歳をとり、イヤでも身体に限界を感じます。

でも、それを乗り越える力が人間にはあると思います。

カンさまが、もし病気をしなかったら、
もっと声につやのある歌を歌ってたかもしれない。
反対に、1つ間違えば、もう歌うことさえできなかったかもしれない。

「何かを乗り越えた人」の強さをカンさまには感じます。

それは、美しくも優しい微笑をたたえながらも、
常に「瞳」だけは、凛としてたからです。
今回近くで観て、1番感じたのは
「微笑まない瞳」です。
しかし、それは「嫌な感じ」とかではなく、
その人のもつ根性の強さを思いました。

入団前から寿美花代さんが大好きで、
ご本人を目の前にしたら、何もできないほどに
憧れてた内気な女の子。
それが、いつしか大物娘役といわれ、
ベルサイユに咲く紅バラのように退団していきました。

それなのに今回「ベルばら」ソングがなかったのも
実は嬉しかったんですよ。
ヅカは「ベルばら」だけじゃないって、
アントワネット様がいってるんだから(笑)

むしろ白井先生の作品や鴨川先生の作品、
そして「オクラホマ!」からの歌が聴けたことが幸せでした。

「エリザベート」や「ロミオとジュリエット」よりもっと前に
「オクラホマ!」という海外ミュージカルをやったのよ!
と、微笑みつつもしっかり云われたコトは、
それだけ「作品」に誇りをもってるんだと思いました。

やはり「オクラホマ!」もそのときの方々が成功させたから、
今の宝塚はあると思うのです。
そして、その事実は事実として、
きちんと受け止めて、歌劇団さんは海外ミュージカルを
選んでやっていただきたいな、と
少なくとも歌える生徒さんで、上演していただきたいです。

ちなみにカンさまは、読み物では歌で努力された人だと
書かれてますが、彼女の口からはそんな「努力しました」
という言葉は出てきません。
そんなトコも根性が入っててかっこいいと思います。

大物娘役の1人、カンさま。

命の続く限りは、その歌を聴かせていただいたいです。

ちなみにホコリっぽいロシアの公演では
「黒豆の汁」を飲んでノドを守ったそうです。
どこかの劇団の花組のトップ娘役とかいってる素人に
聞かせてやりたいですね。

蘭寿とむが好きな理由。

ワタシね、思ったんですよ、

もうサヨナラまっ最中の蘭とむですが、
何故に、彼女はヅカファンから好かれるのか?

ワタクシはファンでありながら、
結構、彼女の発言は、

「普通」だと思ってる。

それが、
「いや、蘭とむ、めちゃええことゆうてはるわ」

と、なる傾向があると思うんですね。

上級生を尊敬し、
宝塚への感謝を必ず忘れない。
相手役はもちろん、花組への愛を語ることも忘れない。

「1番」優等生は間違いありません。

彼女が100周年の式典に、いるといなかったっとでは、
かなり違いがあったと思います。

「春日野先生がおられたら」

本来はイシちゃんクラスが言うべきことを
きちんと彼女がフォローしてたように思ったし、
東京の初日でも「夢の祭典」に触れて、
いかに宝塚が素晴らしいかを語っていました。

本当に惜しい人材です!!

そして、ワタシみたいな宝塚バカが、どーして
蘭とむを「過剰」に賛美するかといえば、
思えば、昔のスターさんは

「ほとんどが、当たり前のように言ってた」

そんな言葉を、蘭とむは忘れずに受け継いでいるからだと
思いいたったわけです。

もちろん、彼女のダンスであったり、
男役として「絶滅危惧」とまで言われてる
極めた芸は、大好きだし本当にトップにふさわしいです。

しかし、蘭寿とむが評価されてるのは、
昔からのトップさんが口にしてた宝塚とお客様、
そして組子さんへの愛情を常に忘れてないからじゃないかな、と
今日(何故か今日・笑)思い当たった次第です。

もちろん「あちゃ」な言葉もあります。
えりたんが雪トップ内定になったときは、
まだ音月さんはいたハズだったので、
軽率ではなかったかな、と。
やはり音月ファンからすれば面白くなかったと思います。

しかし。
思えば、まともな言葉で挨拶できるトップさん、
本当に少ないじゃないですか。

何回でも書きますが「いたぶる」だの「ドエスの精神」だの
家で言ってればいいのに、わざわざ舞台で使う
はしたない言葉使いの月トップ。
「きゃー本物のロミオ」と赤くなってる星トップ娘さん。
もう舞台では「声」すら出なくなってる花娘トップ。

トップスターで、これだけ不作が揃ったのも珍しいです。
また「可愛いから言うな!」と怒る方がでてきた時点で、
本当に「宝塚」のファン層も変わったんだなあと
痛感した次第です。

これからトップになる人は、まずまともな挨拶から
勉強しないといけないようになった、と思います。

やはり上級生は、愛称で公に呼ぶべきじゃないと思うし、
(舞台挨拶の時はキチンと芸名で言うべき)
今まで、そうして「守られて」きたのが
「宝塚」というブランドだったのです。

地元のヤンキーみたいな子がトップになった時点で、
(ヤンキーも絶滅危惧種ですが)
やはり、改革をしたほうがいいと痛感しました。

ヨーヨーの上手い草食作家~生田大和~

ひっさしぶりに「演出家プリズム」で
ツボにはまる人を発見した。

今、東京で絶賛上演中「最後の大君」の
作者、生田先生だ。

まばたき、してないよ!

早口。
何気に手先が器用。
タップダンサー?志望だった。
細い。

そして。
なんか「おかしい」

くりえいたあ・けいこが、初回で、しかも強烈に「嫌な感じ」を残したこの番組。
リスペクター・ダイスケは、単なるヅカファン丸出しトークで終わり、
その2人の印象が悪かったせいか、
非常に「まとも」に見えて、実際「まとも」だったのが上田久美子氏。

そして、今回でたのが、ヨーヨー生田だ。

この人も、たまにみかける劇作家さんでした。
イメージは、下北より、池袋の芸術劇場とか
新国立劇場あたりで仕事してそうな演出家っぽい。
ワタシは面白かったです。

確かに「最後の大君」は
43年観てきた先輩に、

「あと2、3年修行してこい!」

と、言わせただけある非常に「非・宝塚」的作品であり
ことごとく「蘭寿のツボ」を外した作品でした。
本人は「自分が観たい蘭とむ」だったらしいですが、
ファンの希望とは、おそろしくかけ離れていましたね(涙)

やはり、トップのサヨナラはベテラン作家がいいと思いました。

ただ、生田氏は、書ける。
だから希望は捨てません。
それこそ、2、3年修行したら、いいもの書くと思いました。

いや、ヨーヨーはね、
「オーシャンズ11」の時に、イケコに言われて、
スイッチを切る小道具になるような武器?を使いたいといわれ、
「ヨーヨー」を提案したそうなんですが、
披露してくれたヨーヨー技は見事でした。
ヨーヨーが上手い座付き作家は初めてみた(笑)

これから心でヨーヨー生田と呼びます。

そして、作品作りの話。
彼は「ランスロット」が好きなのね。
と、思った。
実際面白かったし。
ああゆうのが書けるのはいいと思います。

それより「春の雪」裏話。

悪いけど笑ったよ。ごめん、ヨーヨー。

実際バウでは観てないけど、DVDを買ってまで観た価値のある作品。
ワタシは、この作品が書ける人なら、
蘭とむにも書いてくれるわ!と錯覚したほど。

世界観がきちんとあるし、台詞も三島的に美しい。
音楽も、舞台装置も、みりお氏のツンデレぶりも、本気でハマッてたんですよ。

そしたら、この人、これ書いてるとき、
死にかけてたそうで、熱出して寝てたら、
夢に三島由紀夫がでてきたそーです。
それで、起きたら作品がダーっと書けて完成したそうな。

その前に煮詰まって、三島の文体を丸写ししたそうです。
それがあの美しい台詞につながったのか!と納得。

自分もつか先生の台本、丸写ししたコトあるし、
知り合いは、松竹新喜劇が好きで、
TV観ながら、台詞を書き写してました。
書く人のやり方は、色々ありますが、
まるまる写すと、その作家の書きクセがわかるんで、面白いですよ。
(ちなみにつか先生は7・5調の台詞。長台詞のほとんどが7・5調文体で、
構成されてます)

で、三島文体を丸写しし、
かつ、夢にまで登場させて、
「春の雪」を書き上げたヨーヨー生田。

生田氏の基本は
三島、村上春樹、そして、細川智恵子にとびます!!

ええ、今度ちぎちゃんがやる「伯爵令嬢」の漫画家先生です。
「王家の紋章」の大先生です。

ヨーヨーいわく、根底にある「愛」が宝塚ともマッチしてるように
感じるんだそーです。

三島から「王家の紋章」まで。ストライクゾーン広いわ。

生田氏は「大君」は本人はすっごいプレッシャーだったと語り、
大劇場のすごさを思い知ったし、
(くりえいたあの図太さをわければいいのに、と思う)
「作家らしい繊細さ」があります。己のコトをキチンとわかってるだけに、
くどいけど、今回はベテランに書かせて欲しかった。
これは劇団が悪いと思います。

「伯爵令嬢」は面白くなるんじゃないか、と思います。
観に行かないのでスカステ待ちですが、
キチンと本作りの基礎をやる人は信用します。

三島さんが好きなら、
いっそ蘭とむで「鹿鳴館」観たかった。
あ、四季の十八番やから、アカンか?

みりおとだいもんで「金閣寺」はどうかな?
これはありえるかも。

昔、柴田先生が、山本周五郎作品を
次々と戯曲化されて、成功されたように、
次世代の「書ける」作家ヨーヨー生田氏には
三島シリーズを書いて欲しいな。

若手スターの勉強にもなると思う。

ただ、書くたびに三島由紀夫氏に憑依されてたら、
体力的には、あまりもたなそうですが、
宝塚歌劇が、かつては文学作品を片手に、
乙女たちが観て、読書に励んでいた。
そんな時代が、戻るとはもう思わないけど、
何かの形で、残ればいいなあと思いました。
ヨーヨー生田氏は、修行したら、いい座付きになると思いました。

でも三島×蘭とむ。
「鹿鳴館」捨てがたい!
なぜなら、昔、鴨川先生が「鹿鳴館殺人事件」という台本を
上演されているんですよ。台本しか読んでませんが異色作でした。

石田氏の「復活」がOKだったなら「鹿鳴館」も夢じゃない話だったかも。
蘭とむで、見たいものが多すぎるよ!!(涙)

「愛のベルサイユ」~安奈淳の感性~

「見果てぬ夢」
2回目を何度か繰り返して観てるんだが、
「上手い」しかいえないバカです。
すいません。

「百聞は一見にしかず」の諺どおり、
一度、聴いてください。
そして、感性の合う方なら、
いかに安奈淳が、優れた「表現者」であるか
おわかりいただけるかと、思うのです。

その代わり1冊の本をご紹介します。
「愛のベルサイユ」
安奈さんが在団中に出版されたエッセイです。
昔から、スターさんて、本出してたんでしょうか?
自分の通った頃も、トップクラスになれば写真集とエッセイが出るのが
お約束になってた感じがします。
イチロくん、マヤミキ、ヤンさんも。
ユリちゃん、マリコさん。思いつくまま。
1冊、今なら笑えるのが、
「スミレ3重奏」タモ、マミ、ノル、そこに、イシちゃんが
加わり、「4重奏」を奏でたエッセイになるはずが、
思えば文章嫌いのイシちゃんの強固な意志で、
他の三人で、原稿をうめたようエッセイでした。
でもマミさんとタモさんの同期エピソードが何気に好きでした。

そんなタカラジェンヌのエッセイ。安奈さんが書いたのか!
忙しい身なので、一瞬ゴーストがいるのかな?
だってタイトルが「ベルサイユ」やし、少し疑った自分です。
すいません。疑って申し訳ない!!

ワタシ、この人が好きな理由の2つ目が文才です。
絵がお上手なのは有名ですが、
本当に本当に「文体」ができてる方なんですね。
文章の上手い下手の見分けは「自分の」言葉で
書いてるかどうか?だと思います。
わかりやすいのは、いくつかのブログを読みます。
どこかの文章のキリハリみたいなのは
「自分のない」文章です。
しかし安奈さんには「自分の文体」があります。
そこから驚きました。

ワタシはいつも驚きから入るんですが(苦笑)

今回は「緑のブーケ」という章をご紹介します。

なぜなら、安奈さんのオスカルへの
役作りのアプローチといいますか、
オスカル像が描かれているからです。

今までのジェンヌさんのように、
「男の子として育てられて、まさに宝塚のような役」
「女っぽくならないように」とか
「宝塚でやりたい役です」など、
同じようなコメントの繰り返しに飽きた自分には、
こんな真剣に「ベルばら」の脚本(原作)をきちんと読んで、
オスカルを演じてたのかと思い、
非常に感激した次第です。

できるなら、これからオスカルをやる人には
読んで欲しい本です。
植田センセや谷センセ、鈴木Kの演出なんかより
よほど「正確」だと思います。

~かげろうゆらめく緑の野原に
誇らしげに花開いた一輪のユリ
とほうもなく続く草木の色は
鮮やかなオレンジに燃える鬼ユリに
おごそかにひれふしていたのです
真昼の太陽のように
ありとあらゆる生けるものに
生命をわけあたえ
毅然として立ちつくす女神にも似て~

緑のブーケにたった一輪の鬼ユリをさして、
しばし見とれていると、私自身の姿がそこに浮かんでくるのです。
花というよりは、植物の葉。
華やかな衣装のかわりに、燃えるようなグリーンをまとい
心にオレンジに燃える鬼ユリをさしてる私の姿が。
ちょうど、オスカルが純白の軍服姿の下に
恋する乙女の熱い心をひそめているように。

花は乙女(処女)、草木は男の心です。
男装に身をつつみ、処女の心で、物思う私の姿。
花に埋もれたいとも思わない。
あの鬼ユリのようにプラトニックな愛する心を
いつでも いつまでも 持ち続けたいと思ってるのです。

幼い日にやきついた、一輪のユリとの出会いに、
私は私自身の宿命を予感したのかもしれません。
タカラジェンヌ。
男装の麗人を演じるようになる、この姿。
そしてまた、あの鬼ユリに目をとめさせたのは
いつの日か、私の心に宿ることになった
あの、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェの
仕掛けごとだったのかもしれません。
女の身でありながら、勇敢に、革命に死んだオスカル。
その心に、ようやく知り染めたアンドレへの深い愛を抱いて。
女としての喜びを、ついに夢見ることしかできなかったオスカルは
死の直前、アンドレの本心を知り、
「これが愛なのか、アンドレ。
私を愛しているのなら、何故抱こうとしないのだ?
アンドレ、これが愛なのか?」
と、絶叫するのです。

以上が安奈さんのエッセイから抜粋した章です。

オスカルを理解してると思いました。
当時の漫画事情を知りません。
ただ軽く見られていた時代だったような気もします。

話はそれますが、漫画には確かに読むに価しないものもあります。
ただ字が読めると同時に、漫画にふれ、
なぜか読むように母が色々買ってくれてた自分には、
漫画もまた文学と芸術の1つの形であり、
この世代の方が、漫画を「正確」に読み込んでおられるのに、
またまた驚いたわけです(何回驚くねん、ゆう話です)

ラストに書かれてるオスカルの心理描写は
原作のものです。脚本からではありません。

これは、推測ですが、
安奈オスカルは植田脚本より
池田理代子の世界に近かったんじゃないか?と。
彼女がオスカルを作るうえで、参考にしたのは、
すべて原作からではないか?と思うのです。

昔ヤンさんが「原作のオスカルはこんな言葉つかわない!」と
変更したお話は有名だし、そのまま「男言葉」で
ちぎカルも演じていました。

こうして、安奈オスカルの精神が、オスカルを演じた生徒さんに
受け継がれていると、少しは良かったと、
あれだけ「再演まみれ」で勘弁してほしくても、
安心してしまうのです。

そして、訂正します。
歴代オスカルの「的確な役作り」では1番だと、
ここに書かせていただきます。
これだけ、オスカルを理解してる方が演じてくれたなら、
手垢にまみれたマンネリ作品でも
人は喜んで観ると思うのです。

作り手と観客の意識の差をひしひしと感じました。

お稽古と才能。

だから。
本当に前から、あんだけしつこく書いたのに!!
他のブロガーさんや、
コメントくれた方も言ってたのに。
口にするのもわずらわしい

「蘭乃の歌も声もひどいレベル」

なんだそうです。
歌も踊りも、才能があっても
稽古しないと、どんどんレベルが落ちていくのに、
その才能すらない人間が舞台に立つのは、
どれだけ、
「ほかに迷惑か」

というプロ意識の問題にまで、結局なるんである。
東京は自分は観劇してない、今回。
でも、東京の友人は初日から「音痴」だと言ってました。
そしたら、別の東京遠征友人から(その人、ホテルから何から
準備万端で、遠征してったんですよ・涙)
「あれは蘭とむ可哀想」とのメールでした。

ワタシは哀しいです。

蘭とむの卒業を踏みにじられたみたいで。

せっかく1人で「卒業」できるだけでも
良かったとワタシは思ったのに。

それに蘭とむは、たとえ花道を汚されても「絶対」文句をいう人じゃない。
だから余計に悔しいんである。

相手役だったら。
本当に、口で言ったように「蘭寿さんが大好き」なんだったら
もう、本気で、休演してください!!

ワタシはさすがに生徒の進退問題まで、
口にすべきではないと思ったけど、
思えば毎回、東京に行っては悪声を披露して、
東京の友人たちをがっかりさせていた。

しかし、今回は 蘭寿とむ 
本当に本当に最後の公演なんです!!

もう土下座してもいい。

蘭寿さんをきちんと笑顔で卒業させてあげてください。

蘭乃さんにできることは、休演だと思います。

役者に対して「降りろ」なんていったの初めてです。
自分でも驚くくらい、蘭乃はなという人間に怒りを感じてします。

本気で。
これで「エリザ」では何の問題もなく公演したら、
どう気持ちの整理をつけていいか、わからん。

「見果てぬ夢」~安奈淳という妖精~

びっくりした。

安奈さんの親指の関節、すっごく反ってるんです!!
指圧が上手い指とか言われたことないでしょうか?
とにかく、反ってます!!

そんな驚きから入った、安奈淳40周年リサイタル
「見果てぬ夢」(2005年です)
スカステさん放送してます!!
スカステ、がんばれ。
今年は芸能生活49年目だ!!
今、放送してくれても全然かまわないです。

動画は2回にわけて、みることができます。
1回目。
曲目は
私のお気に入り。
あの人を忘れてしまおう。
フォーリーベルジェール。
シャル・ウィ・ダ­ンス。
安奈さんてどんな人(ヨシコちゃん、ちあきしんさん、渚あきちゃん)
最後のダンス。
愛の宝石。
紫に匂う花。
愛の夢。
夢人。
愛あ­ればこそ。

あ、あの「最後のダンス」
これ「エリザベート」の歌なんですけど。
もしも、今、現役で彼女がいたら、
イケコはトートもシシィもやらせると思います。

皮ジャン着て歌ってるんですけど、
そのまま、トートでいいですから!!

本当にこの人には驚かされることばかりです。
歌が上手いという意味では
安奈さんは正確には、「表現力」が優れている。
この一言だと思うのです。
役者が的確に台詞をとらえて言うのと同じ、
歌詞を表現する力が、歌が上手いだけの人より頭3つくらい
スコーンと抜けているのです。
(余談ですが、ワタシは安奈さんと、ちあきなおみが
歌い手として同じカテゴリーに入っているんです)

加えて声の良さ。
男役の声でも女役の声でもない。
それでいて、心にスッとしみこんできます。

「最後のダンス」は本当にカッコイイのですが、
カッコよく歌えることは、どれだけ大変なことでしょう?

何度だって書きますが明らかに「音痴」な
トップ娘役さんが「シシィ」をやる!といって、
退団会見を「なさいました」

ワタシは宝塚の何を、いまままでこの人は
観てきて、トップとしてやってきたのか、
本気で理解に苦しみました。

イチロくんたちの必死の稽古、
その相手役だった、そのトップさん憧れのお花さまだって、
どれほどの稽古をしたと思っているんでしょうか?

そして。
大病後の安奈さんが「卒業」されて何年もたってから
上演されたヅカのミュージカルのナンバーを
言葉を選ばなければ「簡単」に歌ってしまう。

これが才能なんです。
そして才能は生まれもったものもありますが、
しかし、その努力により、
いくらでも大きくなるものなのです。
少なくともワタシは、そう思っています。
安奈さんは、アンテナをはることを忘れない方なのでしょう。

「愛の宝石」も「夢人」も「愛あればこそ」も
ファンが聴きたい名曲ばかりです。
しかし、そこにあえて、
「エリザ」の歌を歌うことに、
ワタシは彼女の素晴らしさを思います。

少し思うなら「昭和」的トートな感じですが!!

それでも。挑戦される精神を尊敬します。

「愛の夢」
(「愛のコンチェルト」より)探しました。
LPとか音源がないのですが、
歌詞が美しいので、聞き書きしました。
間違いがあるかもしれませんが、そのときは
訂正お願いします。

「どうして ボクに哀しいの
 君の静かな歌は
 どうしてボクに美しい
 君の優しい心
 夢がやどる
 君の瞳 そっとあけてごらんよ
 愛が微笑む
 
 春が歌う 君の瞳
 そっと閉じてごらんよ
 聞こえるでしょう

 愛を愛して
 愛を信じて
 愛を愛しましょう
 愛は美しい
 AH~ファンタシーク」

美しいと感じる歌詞も、表現されなければ
ただのコトバです。

多くの作詞家は、彼女にどれほどの歌詞をたくし、
己の世界を表現してもらおうと、或いはしてきたでしょう。

確かに「ベルばら」のオスカルも、
歴代では1番に価するオスカルだったと思います。

男でも女でもない、妖精のような存在。
それが安奈淳だと、ワタシは思います。

最初ほうで一緒に出ている娘役さんが、歌いながら問いかけます。
そして、NOスミレコードで、
安奈さんは答えます。
そういう「割り切った」ところも、私が彼女のファンゆえです。


「安奈さんてどんな人?」
夢の世界のフェアリー
甘く繊細な男の子、
強くりりしい愛に生きるヒーロー。

安奈さんは大病した。
乗り越えた。
安奈さんは生きてきた。
結婚も離婚もした。
安奈さんは生きてゆくのよ。
安奈さんは生きていくのよ。

2回目のレポはまた明日。

「添乗員SOの82期ツアー」(グラフ2002年)

えりたんが、82期を紹介したコーナーです。

12年前でございます。

自分は「同期」を愛をもって語る歴代ジェンヌさんの
こういうコーナーが好きです。
たしかすずみんも、書いてなかったかな?
82期は文才のある方が多かったんでしょうか?

えりたんが、蘭とむを書く姿が微笑ましいというか、
簡単に書くと、すごく「ええ話」なんで、
差し支えない程度にご紹介します。

~音校時代~

「まゆはわりと派手に失敗をやらかす。
 テレビカメラの回ってるときに登校してきて、
 蝶ネクタイを忘れたのをばっちりとられて
 しっかり怒られた」

そうか!あの蘭とむも忘れ物するのか!

「修学旅行で校章を忘れたまゆ。
 どうしてこの人は、大事なときに何かをしてしまうのだろう」

へええ、意外です!

「結局集合写真は全員が校章を隠して写しました」

ええ話やないか(おばちゃん、泣く)
えりたんも「麗しい同期愛」と書いてます(笑)

掃除分担では、まゆさんグループは「女子高ライフ」のような集まり。
えりたんグループは、すずみんを筆頭に宴会に力を注いでおられたとか。

~入団後~

「首席のまゆは、とにかく怒られた。
 自分の失敗も、同期の分も怒られて、注意が終わったときには
 ふらふらだった。しかしギリギリまで怒られてるから、
 化粧は人一倍早くなった」

そうなんや~

「まゆも私も落ち込みやすいキャラなので、
 どちらからがへこんでるとさりげなく(ココはポイント)
 「気にすんな」と言うのがお約束だった」

かっこええなああ~

「ハウ トゥ サクシード」の公演中は2人で、大道具に隠れて声を殺して泣いていた。

ええ!!すまん!
ワタシは「マヤミキかっこええ~」なんて思いながら大劇場で楽しんでました。
泣いてたのか!!とむえり!!

「音校の頃は接点がほとんどなかったけど、
 花組になってから色々話し合うようになった。
 まゆは成績が良くて、私は足元にも及ばないけど、
 2人で初めて銀橋を渡る男役のメンバーに入ったのが、
 「スナイパー」での警備員の役。本当に毎日毎日楽しかった」

ワタシはマヤミキのサヨナラのことで、いっぱいでしたが、
彼女らは、あのときのショーで活躍してたんですね。
胸熱です。

「常に一緒にいたりすることもなくなったけど、
 つまずきそうになると、手をさしのべてくれるのはまゆだった」
「予科の頃から、人一倍苦労したぶん、人一倍よく気がついて
 いろんなことを経験したぶん、受け入れてくれる懐も大きくてすごくあったかい」

蘭とむが花組で「トップ就任」のさい、2人の中で色々あったと聴いたし、
そりゃ、あっただろうと思う。
ただ、ワタシは、えりたんの「正直でまっすぐなところ」が好きだし、
気苦労を背負うけれど、基本的にメンタルはアスリート並みに強いと思う蘭とむだ。
(あんな相手役をずっと引き受けただけでも、それはわかる人にはわかる)
直接聞いてこそないけど、
確執があったとしても、もうキレイにこの2人は水に流してる気がする。
だって、観てたら思いませんか?
どちらも「ねちねちタイプ」には見えないじゃないですか。
そして、この言葉が何よりだと思います。

「私たち82期のパパは誰からも好かれる良いやつだ。これからもよろしくね」

この2人が、共に去っていくことが今は本当に寂しいですが、
卒業は笑って見送りたいです。
また、蘭とむ語りをします。

失われたオペラ~順みつきは花で、燃えた~

順みつき、花組トップスター。

すいません、ご指摘いただきました。

「夜明けのオッペケペ」で松あきら、単独退団後、
改めて「卒業」されたのが、順みつきである。

以前「霧深きエルベのほとり」をスカステで放送したとき、
その独特の声と、男臭い演技に、
キャーキャー騒いだ覚えがあります。

そうしたら、観劇歴43年のヅカ先輩から
DVDが届いたんですよね。

「バレンシアの熱い花」
「オペラトロピカル」

「バレンシアの熱い花」は、
蘭とむ、みっちゃんが宙組で役代わりした演目。
ほんっとうにタニファンには、悪いけど、
タニの歌が上手ければ(涙)
もっとまともな作品なんですよ!!!
確かに話は、今観れば、古い感じがするかもしれないけど、
柴田先生の、娘役3人へのあてがきの素晴らしさと、
ベルばら以降のショーちゃんさんに、どんなお役ならイケルだろうかと
非常に悩まれて書かれたんじゃないかと、推測する作品でございます。

ショーちゃんさんを支えるための
貴族ロドリーゴにルミさん。
ラテンの男・ラモンにミッキーさんをあてられました。
ちなみに新公で、ラモンをウタコさんがされてます。
こりゃワタシ、好きなハズやわ。

宙組の新公は歌えるみーちゃんがフェルナンド、
ロドリーゴに大ちゃん、ラモンがちぎちゃんでした。
この公演、本公演より好きです。

ラモンの蘭とむは非常にハマってて、良かったなあ。
でも、あまりに動きがキレイすぎて、
ワタシは芝居では、みっちゃんが上手いと思った、
と書いたのは記憶してます。

ミッキーさんは、
今「宝塚」のHPがあるならば、
「また異動?」
「今度は何組?」

なんと4組全部に行かれた方。

雪組時代の新公は、チャッチーさん、ジュンコさんのお役をされ
星組時代にはオスカルを演じ、
月組時代では「バレンシア~」ならずとも
「風と共に去りぬ」でスカーレットを演じておられます。
今、男役さんが演じるような感じになってますが
そのトップバッターがミッキーさんでした。

で、花組へ。
それでも松さんとwトップ扱いでした。

その頃の人事事情は本当にわかりません。
今の人事すら、中の人でないのでわかりませんが、

そんなに異動させる意味はなんだったんでしょうね。

ワタシは、退団されてからのドラマ
「我が歌ブギウギ」(NHK)を観ました。
イキイキと笠置シズコを演じておられました。

しかし宝塚の以前のイベントで、
「ベルばら」4強にスポットが当たってる中、
ひっそり出てらしたのを観て、なんか嫌な感じでした。

「ベルばら」嫌いは、そーゆう配慮のなさも起因してると思います。
「風共」も、こないだの祭典で安奈さんが「ブチさん」と
相手役のバトラーをされた麻月鞠緒さんのお名前を出されましたが、
お世話になってるヅカ友さまは、それだけで涙されたそうです。

わかりますか?劇団さま!

その役を作った人もえらいけど、
それをやる人はもっと大変だということを。

そして、決して派手にライトを浴びてないけれど、
「この人が演じたお役」に、
思い入れがあるファンが大勢いることを、

どうか、どうか、忘れないで欲しいのです。

「オペラトロピカル」は草野旦氏の作品です。
彼は鴨川先生の2番目のお弟子さんに当たります。

今も動画サイトで観ることができます。

ワタシは、大階段をショーで、あんなに有効的に
使ったショーは珍しいと思います。

そして、ここで蘭とむ。

彼女は「情熱的な花組ショー」を立派に継承した、と
この「オペラトロピカル」を観ると思うのです。

花組の空白の中に、パッと花火のように燃えて
「卒業」されたミッキーさんは、
立派な花組のトップスターのお1人だと思います。

最後の大君、徒然草~ワタシ的花組の歴史~

今頃、実感してきた。

ええそうです。

ムラを出たら、もうおしまいとかいいながら、

そんなん、強がりに決まってるがな。

1年しか気合いいれた応援できなかったけど、

思い入れは負けてないと思う。

昨夜は仕事から帰宅し「マンハッタン不夜城」を取り出し、
剣をとってロケットダンスする蘭とむを探す。
えりたんは、わかった。
すまん、蘭とむがわからない。

のんちゃんのお披露目「CANーCAN」
今観ても面白かった。
のんちゃんの受けの芝居のウマさ。
ゆうこちゃんの気の強さ。
「あいつのこと、好きかも」という台詞が似合う。
マミさんが、これまた2枚目半な役どころ。
肩幅がいいなあ。
ずんちゃんがいるよ~
芸術家の役、なんとなく覚えてる~(涙)
ほさちちゃんも出てる。
ナトリさんが、ぐっと芝居をしめてて、
やはり「CANーCAN」のダンスに圧倒。
ゆうこちゃんの腰から下の強靭な強さは
まさに「ダンスの風花」でした。

このときの初舞台生が、今卒業というのが、
早いのか遅いのか。よくわかりませんが。

あの時、演出助手だったサイトー君が
あの「ムゲンショー」を作ってるのは微妙な気持ちだ。
今更ですが、初舞台から見てて、どーしてあのショーになるんだろう?
いっそ笑える。
剣を持たせる発想がでただけでも良いのか……
長く同じ劇団にいながら、本当に作り手と生徒に距離を感じた。

いや、グチってはいかん。

かえす刀で新公「ミケランジェロ」も飛ばしつつ観る。
蘭とむ、演技が本当に素直だ!!

タモさん時代になって「夜明けのオッペケッペ」で
完全に花組が「ダメ」になり、以降10年以上の空白がある。

そのときの観劇ノートに
「早く歌える春野と、水夏希をあげてこないと花組はやばい」と殴り書きしてる(笑)
なんかしらんがマヤミキ以降の花組が、ワタシは心配だったらしい。
それで「植田先生は引退したらどうか」(この頃から書いる自分に驚く)
「この作品の何が面白いんだろう?」とか、
今、ブログで書いてるよーなことをノートに書いてたわけだ。

自分も変わってない。お恥ずかしい。

ちなみに初演のおっぺけぺも観た「記憶」がある。
旧大劇場の3階席で、すごいお客さんにはさまれながら、
「もう出たい!」と子供心に泣きそうだったから覚えてるのだ。
誰の公演とか、演目とか、全然わかってなくて
これは松あきら、イーちゃんの退団公演だったのだから、
満席でも不思議はなかったんだが。

どーして記憶に残ってるのかというと、
「狭い場所から出たい」子供の耳に、
舞台からご陽気に

「おっぺけぺっぽーぺっぽっぽー」

というたぶん、松あきらのお歌?が聞こえてきて、
「何?この能天気ソングは!?」と我に返り、
それから舞台に集中して
ラストの「よあ~けの、よあ~けの」
という「壮大ソング」まではキチンと観たからである。

ある意味、歌の力で観た感じだ。

蘭とむ話が花組の話になってしまった。

花組さんは松さん退団から記憶にはある、ということで。
それから、ペイさん、ナツメさん、
ヤンさん、ミキちゃんまで、飛ばしながらも観てて、
「早く春野さんを!」と書いておきながら、
春野時代はヅカ離れしてて、全くわからず、
蘭とむで、花組に再び心を寄せるようになったとさ、
という、個人的歴史でした。
たったこれだけの年数でも1冊書けるくらいの
「物語」がつまった組の歴史。

蘭とむが、花組トップとして卒業するのは、
本当に輝かしいことだと思う。

今度はきちんと蘭とむのことを書きたいです。
何しろ、退団写真集も、買ったくせに辛くてビニールに
入れたままなんですよ!!

なんか「贔屓」の退団を「失恋」とかいうらしいけど、
そんな気持ち悪い言い方、ワタシは使いたくない。

なんで普通に「卒業」といわないんだろうか?
そしてファンはその卒業を「祝う」もんじゃないんだろうか?
わからんけど普通にしたらいいのに。
「特別」なように話を「盛る」から
いまだに偏見の目があるんじゃないだろうか?
そこは不愉快だ。

「卒業おめでとうございます!」
これでいいと思います。

「宝塚をどり」②~1回目~

座談会を読んでると、
植田先生は「生徒のための場面作り」がメインで、
総合的に「作品」としてみたときのバランスは
全然考えていないんだと思いました。

「ミエコ先生のために」
「龍と愛希のために」
など、生徒さんへの植田先生なりの愛情はわかるんですが、
「宝塚」の由来で「天女降臨」の踊り。
ミエコ先生が勲章を受章されたから、
皇居にあるものと同じ模様のセットを作りますって
「激しく宝塚の100周年から意図がズレてますけど?」

「三面鏡」も素晴らしいですが、どーして「これをやりたい!」のか
全然わかりません。お能が正月から、この演目をやるからって、
「宝塚はお能ではないんですけど?」

渡辺先生がやっておられた郷土芸能の復活と、
牡丹のシーン、鏡獅子は、なんとか理解できるんですが、

これまたラストに「スミレの女神」像が登場

理由はタカラジェンヌは女神のようだからだそうです。

すいません、この座談会で理解できないワタシが悪いんです。
何かに似てるんです。
そう。

「ベルばら」再演のたびにアレコレ「しかけ」を語る植田先生。
もはや、先生の中では自分の頭に浮かんだことを
実現させることが、目的になってしまい、
「100周年」の時に日本物という演目をやることの意味がおきざりになってるのは、座付きであり、宝塚の理事だかなんだかの偉い方が
本来やるべきこと、作ることから、激しくズレていると感じました。
これがカツラなら大問題ですよ。それくらいのズレっぷりを感じました。

で、肝心の出来上がった舞台は、
それこそ「イベント」なんです。
ショーに関連性がないから、つぎはぎ。
口上は大切な場面でしたが、それからあとは、
ミエコ先生の受賞おめでとうの舞だの
牡丹だの獅子だの、東宝映画の「唐獅子牡丹」じゃないですが、
「コレ」という場面がないままにすぎた感じでした。

場面の1つ1つは丁寧に作られています。
ただ構成力がないだけなんです!!

これではまさお、ちゃぴ、月組子そして100期生が
本当に可哀想だと思いました。

日本物というだけでテンションがあがるんで、
本当に作れる方に「伝統の継承」をお願いしたい次第です。
もう植田先生の手の内が、結構見えてきた以上、
今より素晴らしい作品が観られるとは思えません。

三面鏡も、郷土芸能も他の先生が考えたものですし、
鏡獅子も、歌舞伎からきたものです。
辛いですね、なんとなく。

では、良かったコトを。

この作品をまとめた月組生にまず拍手。

1回目なんで、目立った生徒さんを。
100期生上手から8番目の人。
笑顔の可愛らしさと、扇の持ち方がきれいでした。

マギー。
日舞が得意やったんでしょうか?
この人の軸のブレないところ、
扇の使い方、非常にきれいでびっくりしました。
もともと素養はあったみたいですが、かなり稽古されたと思います。

ちなつちゃん。
郷土芸能の場面での足さばきがすごい!!
この人かなり踊れると思いました。
何より、軸がぶれません。みせられました。
彼女は、他の場面でも出てますが、
目を引くうまさでした。

みやるり。
この人、バレエの人と思ってましたが、
踊りの基本は軸がしっかりしてるコトだと教わり、納得。
姿勢の正しさ、扇の使い方、腰から下の重心のかけ方など、
マギーにも通じましたが、非常にしっかりしてました。
あと、化粧が本当にキレイです。

日本物で自分がいいと思ったのは、今回はこの生徒さんたち。
また、回数を観たら違う人の上手さもわかると思います。

「鏡獅子」ですが「毛振りは安全か」というブログを
拝読し、実際セットを拝見してみました。

毛振りより、銀橋にいないといけないトップさんが危ないと思いました。
まさおもテルも、すれ違うときは、ぶつからないように、
非常に気を遣って歩いていましたが、あれでは、舞台に集中できず可哀想だと思います。

構成を変えてあげると、もう少し安心して舞台集中できるのでは?

上手下手花道から、トップ登場。胡蝶の場面までは従来通り。

毛振りの獅子は、1号セリあたりの上に平台を作り、そこにスタンバイ。
奥に「すみれ」観音を幕で隠しておいて、毛振りをしてた場所まで
生徒さんを移動させ、3獅子を舞台にのせてしまう。

本来は3人で「毛振り」が好ましいが、大変であるならば2人に振りをつけて
きちんと「鏡獅子」の場面を作る。
真ん中の下級生獅子が毛振りをし、音が終わるまでは、暗転にしない。
必ず、平台から、降りたのを確認してから、
3人獅子が見栄をきって、下手にはける。
重要なのは、獅子の姿のまま、暗転の暗い中を
走らせることが危ないので、彼女らが、ソデに引っ込むまでは、
明かりはつけておく。
その間に幕をおとして、スミレの仏像?かなんかを出して、
スタンバイしてる生徒さんたちは、位置につき、
どうせなら、スミレ仏像から、ミエコ先生がでてきて、
「スミレのボレロ」が始まる~というのが、
なんとなく安全な「毛振り」のように思った。
自分が構成するなら、そうします。

大劇場の舞台。
特に「ベルばら」でも、蘭とむアンドレの時に初めて気づいたんだが、
暗転したら、ソデまですごい勢いで走ってて、
最初こそ、すごいなあ~とボケたファン目線でみてたが、
あの暗い中を、ペンライトもなしで(自分は役者の足元照らすのもやってた)
走ってる生徒、実は危ないんじゃないのか?と思い始めた次第。
よく、男役さんが娘役の手をとって、舞台そでまで一緒にいってるけど、
あれは怪我防止やってんなあ(涙)
マジで安全は心配しすぎるくらい確認してください。

そんな中で、今回、本当に頑張ってます、月組さん。
龍真咲のおもしろいのは、女舞か男舞かわからない、
中間の踊り方をするところ。
「何がでてくるかわからない」面白さは、やはりある。
全く形にハマろうとしないのだ。
それが、いい方向にむいてるときは頑張ってください、と思う。

「春のをどり」初回考察でした。

「宝塚をどり」~1回目~

宙組特出に行って来ました。

いや、映像だけでアレコレ言うなというお話ですが、
それはテレビのトーク番組で、
アレコレ言った芸能人は叩かれても
タカラジェンヌは、OKということなんでしょうかね?
「それとこれとは次元が違う」
或いはテレビのトーク番組は見ない、
或いはいままで、清廉潔白・品行方正・公明正大に
生きてこられた証なんでしょうか?
すごいです。
ならばワタクシは、無法千万でございます。
だって「つっこみ」たいですもん。
おかしいことはおかしいと言いたいんで。
すんません。

で「宝塚をどり」です。
3本立てなんで、今回は「宝塚をどり」をメインに観劇しました。

先に書くと「芝居」はいらなかったな、と。
最近では「めぐり合いはふたたび」(最初のやつ)
小柳先生の短時間で、きちんとまとまり、
かつストーリーも納得のいく佳作がありましたが、
石田センセは、100周年に自分をアピールしたくて書いたんだろうな、
としか思えない脚本でした。
この作品によって、誰か成長するとか、
評価に値する演技だったとか、そういう効果は
見当たりませんでした。
せっかくのオリジナルながら、まさお&ちゃぴの良さが
イマイチ伝わらず。マギーと憧花さんの使い方も役柄も
「ルパン」でみたようなコンビぶり。
カチャもみやるりも、もったいなさすぎ!!
コマが唯一、見せ場があるかな?の扱い。
これなら、芝居の時間を、日本ものとショーに配分して
2本立てで観たかったです。
「昔少女、いまおばさん」はヅカの座付きは
書いてはいけない台詞だと思いました。
「こーゆうコトが書けるオレ」に酔ってるんだと嫌悪さえ感じました。
12年ぶりに月組に書いたそうですが、いまのままの意識では
どの組で書いても同じだと思います。

「花詩集100」は今はおいときます。

ただ龍真咲は「すみれの花咲く頃」を3パターン歌ったのですが、
この技が許されるのは彼女だけだと思います。
テクニックにはしるわけでなく、
ただ、ショースターとして聴かせる。
彼女には、そういう「観せる才能」があるんです。
そこは評価したいし、もっと知って欲しい。

タレントであれば許されてたかもしれないですが、
やはり「宝塚のトップ」とゆう看板を背負ってる以上は、
やはり上級生への敬意を忘れてはいけないし、
自分の組を「動物園みたいな組」です、と祭典の場で、
軽く口にしてはいけないと思うのです。

彼女に求めるのは「品」
それだけです。

特出の宙組コンビですが、
龍真咲の明るさがテルと対照的で良かったです。

オーラでいえば、蘭とむにもえりたんにも、とてもかなわない。
むしろ対照的であるテルが出ると、トップの2人に安定感が
感じられました。
そして、みりおん。
彼女が歌う場が宙組では少ないのが本当に残念です。
ちゃぴは、ダンスも上手いですし、
最近歌唱力もあがってきましたが、
みりおんがでてきて歌うと「これぞショー」という感じになりました。
2人は同期だし、お互いを高めながら、成長してくれたらいいなと思います。
星組の特出は、盛り上がりそうですね。
レオン君は、ホンマにショースターなので、見ごたえあると思います。

~続く~

映像雑感~夢の祭典~

スータンさんまで書けたので、
自分の中では、完結しました。

普段使わないような硬い文章になってしまったんで、
軽く書きます。

自分で禁止してたスカステの「祭典」映像解禁!!!

4日。

きりやん、めちゃキレイ!!
そこからびっくりした。
いや、男役の時とあまりにイメージが。
すごい美人さんになってるよ~いいなあ。

個人的に美人の67期がツボ。
ショーコさん、ミキちゃん、カナメさん。
ミキちゃんとカナメさん。音校時代に
辛いことがあると「あの山に登ろうね」と慰めあってたという
「歌劇」?でのエピソードを覚えてます。

69期の、のんちゃん、マリコさん、ユキちゃん。

いきなりとんで、
チャッチーさん!!
相変わらず、男役な主婦をされてるのかしら?

八千草薫さんて本当に品があってお綺麗ですよね。
ため息。

そして!!
ウタコさんや~
めちゃ可愛い!!
なんか衣装が微妙やったけど、
「ミーマイ」の歌を歌われたんですね?
銀橋渡りの時の「ノリノリ」感は何?
「すみれの花咲く頃」ってノルような曲なのか!?
すごいわ、ウタコさん(笑)

6日の昼。
くいついたのはミッキーさん!!
宝塚先輩に、DVDをお借りして以降のファン。
「オペラトロピカル」最高!!

そうそう、OGさんが濃いから、
つい現役生を見過ごしたけど、
まず、蘭とむが100周年までいてくれて嬉しかった。
(明日からもう、東京公演。頑張ってください)
5組それぞれに、コンビの色があってよかったです。
「ドンブラコ」は何しろ、
化け方(笑)が専科さんはお上手で、
声で、判別してたんですよ。
ナトリさんと、イシちゃんはわかったんですが。
そうか~
2番手クラスの方も出てたんや~
今更で申し訳ないんですが、自分はオペラ持ってないし使わないんです(苦笑)
どのお席にいようとも、舞台は自分の目でみて、
わからないときは耳で台詞をきく。
芝居は全体を観るのが自分なんで(汗;

ですので鬼の役のみっちゃんが、どこなのかわからんかった(笑)
映像はありがたいですね。

鬼の衣装とか、かっこええやん!!今風で。
あれ、普通にショーでも使えばいいのに。

「ドンブラコ」を、それこそ大介が演出すればいいんですよ。
ロックオペラにでもして。
ワタシがやりたいくらい。

そして、ワタシがお礼をいうことじゃないが、
テル、ええ人や~
自分が観た回ならず、昼間も安奈さんをエスコートしてたんですね!
ホンマにありがとう。
下級生として、トップとして、当たり前やけど、
温かい気持ちになれました。

伝統が続いてるっていいですね。
映像を見て改めて思った次第です。

「ベルばら」成功前に去ったスター~夢の祭典~

真帆志ぶき。

彼女が登場する。
すると、どこからかともなく、

「スータン!」
かけ声がかかる。

あの広い劇場を彼女は一瞬にして佳き時代の宝塚に変えてしまった。

あの頃の宝塚。

それは「ベルサイユのばら」以前の話。

作り手も生徒も、一緒になって作品を作り出していた、
良心にあふれた劇団であった。
そこから、生まれた作品の1つに「シャンゴ」がある。
「宝塚の鬼才」と決まり文句で語られる座付き作家の作品だ。
鴨川清作である。

再演不可能とまで言われる作品を、
この時代の作り手も、生徒も、きちんと上演したのである。

何でも簡単に「再演」を口にするけれど、
そして安易に再演する作品もあるけれど、
どうやっても「難しい」作品があり、
そういう「不可能」な作品を作り出せる作家は、
もう、いない。

スータンさんは、その鴨川先生の、同士であり戦友のようであったと
思われる。推測なのは「見てない」からだ。
彼らが作品を作り出す空間。
上演される作品に、頬を上気させて劇場に足を運ぶ観客。

「シャンゴ」に続く作品が

「ノバ ボサ ノバ」

これこそ今、海外で上演しても恥ずかしくない
宝塚発信の「日本が作ったショー」だといえるだろう。

その初演で義賊ソールを演じたのが、
真帆志ぶき。

物語をご存知の方も多いと思うので、
省略するが、ソールとエストレーラのつかの間の恋に
歌われたのがこの
「アマール アマール」である。

スータンさんが登場すると、
そこから、ワタシは海辺を想像する。
それは夜明けである。
東の空から、太陽が光さす前。
カルナバルは終わり、恋も終わる。
2人はそれを知っている。
別れることも、2度と会えないことも。
彼女の「白い手」をとる「黒い手」のソール。
そこには「人種」という壁もあったのである。
エストレーラは呼びかける。
「ソール」

「エストレーラ」
優しく答えるソール。
歌は、スータン・ソールのこの一声から始まった。

そしてアマール(愛)を歌うのである。
この歌詞はシンプルでかつ美しい。
寺田滝雄という宝塚の大作曲家がいて、
メロディをつけたことで、名曲が誕生したのである。
歌い継いで欲しい、曲の1つである。
こちらは初演版を、鴨川先生と寺田先生に感謝の意をこめて。
そして、スータンさんが今なおも歌う姿を思い浮かべながら、
宝塚が「宝塚歌劇団」であった時代に
思いを寄せて欲しい気持ちで、掲載させていただきました。

 ライ ライ ライ ライ
 メディ(私に下さい)
 月に似た やさし ほほえみを
 メディヤ(私に話して)
 星のような夜のささやき
 メアジューテ(私を助けて)
 夜霧にぬれ 愛の涙で
 アマール アマール

 メディ
 言葉なく 見つめる瞳を
 メディヤ
 あなたの夢 愛の誓いを
 メアジューテ
 あなたの手で 燃える炎を
 アマール アマール
 アマール アマール

スータン・ソールは、舞台をかける。
吉田先生のところまでいっては何かをささやき、
また、前に出ては客席にキザってみせる。

「ショースター」の醍醐味である。
昭和だの、古いだの、言いたければ言えばいい。
笑いたければ笑えばいい。

でも、彼女らが支えてこなければ、
今の宝塚はなかったかも知れないと思うのだ。
何十年後かには、今輝いてるスターさんが「平成くさい」と
笑われてるかもしれないのだから。

「ノバ ボサ ノバ」のラストのト書きには「希望」が
書かれてある。

「少年ボーロの飛ばした凧が、ソールの歌にのって高く舞い上がる。
 カリオカたちの力強い歌声が山にこだまする。
 漁綱に光り輝く波が、黄金の凧となって
 カリオカたちの歌にのって、いつまでも光輝く」

作家は「絶望」を書いてはならない。
そこにはいつも光輝くスターがいて、力強い歌声が響き、
ダンスを踊り、そして観客の心に、
「明日への希望」を与えなければならない。
それが「宝塚歌劇団」であり、
そこに夢を買いに来たお客様への、最高のギフトであると、
ワタシは思う。

夢はさめるもの。
祭典という祭りは終わった。

これからの宝塚に「希望」が必ずあることを
心より願い、また劇場に足を運ぼう。
きっと「新しい作品」が上演されて、
伝統を受けつぐ生徒さんたちが、
素晴らしい舞台をみせてくれると信じながら。

小休止~夢の祭典雑感~

昨日の素晴らしいステージの夢から、
どうも醒めません。
困りました。

宝塚ブログでは、祭典でのスターさんの感想や
レポートがたくさんあって、
逆に見てない日のレポをありがたく拝読した次第です。

それぞれに「宝塚」やスターさんに思い入れがあり、
そこへ個人的な思い出も加わったり、
思い入れはなくとも、たまたま映画館で観て、
「宝塚」のスターへの感想を書いてたり。

それだけすごいんだなあと、改めて思いました。

書くのをすっかり忘れていましたが、
現役の生徒さん。各組のスターさん、専科さんも輝いておりました。
特に、コーラスをつとめてた宙組メンバーの方に拍手を送ります。

また吉田優子先生への敬意も忘れられません。
この方の指揮が、あの祭典を支えたのですから。

そして、オーケストラの方々。
照明さん。大道具さんから、お衣装さん。
夢の舞台を支えてるのは、
スターだけでなく、スタッフがいてこそです。
その、スタッフ、吉田先生に話しかけておられたのは、
自分がみた限り、スータンさんただ1人でした。

自分が、最後に書きたいスターさんなので、
あとで、記事を書きます。

娘役さんで、その歌を披露された方は、
数えるほどしかなかったのは残念。
自分の観た回だけでも、
ジュンちゃんの、あの素晴らしい「エトワール」で
ならした美声は絶対聴きたかった。
南風まいさんの歌も絶品なんです。
やっちゃんだって、そうでした。
もう少し、上の学年であれば、
大原ますみさんにも是非歌っていただきたかった。

こういう祭典では、誰が先頭に立って仕切るか、
非常に難しいかと思いますが、歌姫は、たくさんおられるし
男役さんだけでなく、歌える娘役さんたちを
もっとピックアップしなかったことを残念に思います。

また、今回祭典には出てなくても、
夢を与えてくださったスターさんはたくさんおられます。
自分は、そういう方々を忘れたくないと思います。

祭典に関してのコメントは、
色々語っていただくのがいいかと思います。
が、そこへ返信してしまうと、個人の主観が入り、
その方の思い入れに失礼な気がするので、
控えさせていただきます。

ただ、コメントは受け付けてますので
よろしければ色々語ってくださいね。

「ご贔屓さま」はもう卒業~夢の祭典~

もうお1人。
忘れられない人がいる。

麻実れい様である。

あえて「様」をつけるのは、
12歳で彼女の舞台を観て、
ヅカファンになるきっかけになった
ジェンヌさんだからだ。

そのときの自分が今日、よみがえった。

あの頃は、舞台の内容なんか観てなかった。
他の生徒さんも観てなかった。
ただただ、
目の前の麻実さんだけを観ていた。
自分の中の「ただ1人のスター」だった。

初めてのプロマイドは麻実れい。
初めてのレコードも麻実れい。

小学生から中学入学まで、
宝塚のスターは麻実れい、ただ1人だった。

そして、彼女は「卒業」した。

とたんに宝塚に興味がなくなった。
かといって、卒業した麻実れいを
追いかけるわけでもない。

自分の中で「ただ1人の心のスター」がいなくなった。
それだけのコトだ。

13歳で、そういう風に宝塚の「ご贔屓」への思いは
自分も同じく卒業したので、
以降、どんなに素晴らしいジェンヌさんに出会っても、
麻実さんを思ったほどに、情熱はそそげないし、
1番変わったのは「その人しかみない」という
ヅカファン独特の見方をしなくなった。

時々卒業しても、次々みつけて応援してる人をみると
すごいなあと思う。
自分には心がいくつもないので、絶対できないからだ。

そんな頑固な自分ですが、
30年ぶりに「ご贔屓」ガン見をさせていただきました。

ターコさんが歩く先々を目線で追いかけ、
その仕草1つも見落とすまいとする自分。
久々に小学生に戻りました。

他の人が目に入らない状態が、
まだ自分に残っていたんですね。

30年分の時間が戻り、麻実れいというタカラジェンヌを観て
改めて100年続いてくれて「ありがとう」と感謝した。

トークの時に、常に傍らにモックさんがいて、本当に嬉しかった。
麻実さんご自身「素晴らしいお嫁さん」と絶賛していたモックさん。

ただ彼女らは、ジェンヌ同士がコンビを組んだという感覚でなく、
役者VS役者が、タッグを組んだという解釈をしている。

だからこそ、寄り添うなどという「オトメ」な関係でなく
非常に「シンプル」な大人のコンビだった。
どうすれば「自分たちが」お客様に喜んでもらえるかを
考えていたコンビだったと思う。
だから「ませた」子供の自分がハマッたんだと思うし。

以前にも書いたが、
「宝塚」の理想のコンビの形は
月組の剣幸とこだま愛だと思っている。
彼女らは「宝塚歌劇団」が求めたコンビ像を見事に作りあげたと思うし、
これから、コンビを作るなら「ウタコミミ」が1番理想なんだと思う。

しかしながら。
ターコ、モックというのは「非・宝塚」なコンビであった。
そして自分は、そんな2人の舞台が好きだった。

30年、時計の針を戻して確認した次第である。

トークが終わってはけるまで、
ずっとモックさんをエスコートしてるターコさんを
ホンマに「かっこいい」と思った。

そんな人は「心に1人」でじゅうぶんだ。

あとは次々と誕生するスターさんを見て楽しむ。
それが100周年以降の自分の応援スタンスだと、
改めて思った。
もう小学生ではない。
前に時計をすすめなければ。

現実を思い知ったのも「夢の祭典」ならではであった。
心のジェンヌさんが1人いただけでも、感謝である。

夢人がみせた夢~夢の祭典~

この気持ちをどう書いていいのかわからない。

何と書いても陳腐でしかない気がするし、
この「夢の祭典」は観た方がそれぞれの思いを
色々と書いておられるんで、もう自分の胸にしまっておこうか
と、思ったりもした。

けど、このあふれる涙の理由であるスターさんのことを
少しだけ書きたい。

安奈淳。

下手から出てこられた。
他のジェンヌが階段からおりてきてるのに。

そのまま、舞台中央まで歩く安奈さん。

「夜だから 夢見ることに 憧れて」

その一声だけで、涙腺が緩み、
涙があふれてとまらなかった。

ああ、なんて「美しい声」を持つ人なんだろうか。
なんという節回しで、この歌を歌うのだろうか?

「闇の世界に おおわれて 1人ぼっちで 生きていく」

安奈淳という人が、
今、舞台に立ち、
歌ってることがワタシには夢のようだった。

「夢を作ってみませんか 花少々と星3つ」

そう歌い、安奈さんは再び来た道を戻っていった。
銀橋をわたれないほどの、辛さだったのか。
それでも、彼女は、
今日この舞台に立ち、歌ってくれた。

ワタシはあなたの活躍された時代を観ていません。
あとから映像でみて、CDやLPを聞いて、
あなたの歌が大好きになりました。

あなたが宝塚に入団してよかった。

そうでなければ、こうして、この場で
あなたの姿をみて泣くこともなかったのですから。

歌のあとの「風と共に去りぬ」のトークでは時々
ジュンコさんと、なにやら話してた安奈さん。
互いにスカーレットをやったからかなあ。
楽しそうでした。

最後のカーテンコールで、みんなで銀橋を渡るとき、
安奈さんはテルの背中に片手を置いておられました。
そうして、支えがなければ辛かったのかと思いました。
背中を貸したテル、ありがとう。

こうして思い出すほどに、
まだ安奈淳の歌声がきけたことを
奇跡に思っているワタシがいます。

「作った夢は消えません 作った夢は消えません」

安奈さん、あなたはまだまだ、歌うべき人です。
あのみじかい時間の中のたった1曲で、
あなたは劇場の空気を変えられる人なのです。
あなたを知らない世代にも、
「素晴らしい」と思える歌がうたえる人なんです。

どうか生きてください。
どうか歌ってください。
安奈淳は、宝塚が生んだ「夢のフェアリー」の
1人であり、唯一無二の存在なのです。

幻になった4月4日~夢の祭典~

100年に一回しかないイベントなんだと嬉しかったけど、
これは、チケットないだろうと思ってたら、
本当になくて。
オークションみたら、
家賃一ヶ月分くらいの値段だったりして、
本気でびっくりした。

それでシアターで見ることにしたんだが、

甘かった

仕事場近くの気安さで、
お気楽にいったら

「売り切れです」

ごめん、宝塚。

甘く見ててすいません!!

個人的にチャッチーさん、寿美さん、甲にしきさんら。
通った時代のスターでは、
シメさんあやかちゃん、
ヤンさんに、シギさんに、カナメさんに、
マリコ、ユキちゃん、のんちゃんの同期つながりと、
またも同期のトウコ、コム、オサ。お花さまももちろん。
娘役の鑑のようなミミちゃんもワタクシの好きなウタコさんも。
ぶっちゃけ観たかった。
さらば、映像中継。

すごすご映画館をあとにしたさ。

しかし。

神はきたよ!!

6日観ませんか?

観ます!!

神様仏様一三さま、本当にありがとう!!

その晩、泣けたんですよ。

だって「ドリドリ」を降板された安奈さんが。

安奈さんがお歌いになる。

もうそれだけで幸せになってしまった。

こんなスターさん、珍しいです。

歌ってくださるだけでいいんです。

そして、

ターコ様とモックさん。

もう涙、とまらないですよ。

スータンさまも、動くスータンさまが観られるんですよ!!
鴨川ソングを歌われるんですよ!!!

生活してるときに使う脳とは、別の脳の場所が
昨日から、動いております。

明日は、ホンマに1回しかない100周年の祭典を見てきます。

トップスター龍真咲を考えた。

先の記事にコメントいただきありがとうございます。

トップ就任以降、
何かとワタシを驚かせて、怒らせてくれる龍真咲。
この人には、興味がつきません。

1つ違えば熱烈なファンになってたと思います(苦笑)

今の公演では日本ものがあり、
その中で歌舞伎の「連獅子」(「鏡獅子」?)を模した場面があり、
そのセット自体がすごく危ないと聞きました。

通常、平台の上で、つまり舞台から、少しだけ高い位置で、
「毛振り」するようにセットは作られないといけないのですが、
セリの上で「毛振り」してるそうです。

稽古やゲネ(本番と同じようにやること)で安全確認はしてると
思いますが「舞台はナマモノ」
何が起こるかわかりません。

もちろん月1は、毛振りはしないので、
のんきなもんですが、やる生徒さんにとっては、
毎日命がけだと思います。
そーゆうフォローも、
本当はトップが率先してやるもんだと、ワタシは思ってるんですが。

あまりに気になるんで、週明けに観ることにしました。

そして常に書いてますが「叩く」ことや「悪口」が目的で
ブログを書いてません。
つうか、これ読んで「悪口」と感じる方は、
読解能力がないんだと思います。
ごめんなさい。
これ以上噛み砕いて書くことはワタシにはムリです。

月1の考察は、公演を観てからまた、書くつもりです。
「予定」ですので「未定」です。

お笑い版「ベルばら」やるんですか?~宙組新公配役~

今年4月バカは2回もないですよね。

て、ことは「宙組の本気」ですか?

植田シンジ、新しい「ベルばら」にン回目の挑戦ですね?

すごい!!

だって和希そら、ですよ。
96期ということ抜きにしても、

彼女は、いままでの配役にしたがうなら、
「衛兵隊員・ミッシェル」とか
「宮廷に集う貴族・フランソワ」とか
「農民・ボナール」とか

とりあえず、群衆の中にいて
ダンスを踊ると、目立つポジの人と思ってたし、
まあくんのブリドリでは「おもろキャラ」だったので、
てっきりコメディ路線の人かと。

そして、うららが「ロザリー」か。
歌は下手でも、あんだけ美しいのにもったいない。
やはりアントワネットがでないと「ベルばら」は違うよなあ。

それでも、本気で驚いた。
テルカル編と和希編とわけて観たほうが楽しいかもしれない。

テルカルは、どうなのかしら?納得してるのかな?
あ、もしかして、
「わ、私の役を和希がやるんですってえええ!」
という、テルの美貌のプライドをくすぐる作戦か?

あのさ。
宙組、本気で、危ないと思ってるんですよ。
今、まあくんたちが頑張ってたとしても、
10年先に、存在するのかすら、私は疑問なんです。
創設者が植田センセだけに「もうええやん」て、
公平氏がご存命なら、いざ知らず。
コーイチ君はいいなりだから、
結構「なくしましょうか?」っていいそうで。

変わりに「トニー賞組」創設。100周年にかこつけて。

人事や演目発表で、ことごとくタイミングをはずしてブーイング。
やることが裏目にでてる感じのこの頃に、
まさかの96期初の「男役」主演ですよ!!(オスカルやけど)

そう、まだ違う演目なら、そんなに驚かないけど、
よりによってオスカルを和希がやるなんて、
笑いをとりにいくとしか思えない。

きっと宙組「オスカル編」はコメディだと思います。

はあ~(遠い目)
昨日、動画で「昭和のベルばら」観ただけにマジで驚きました。
スッシー、がんばれ!!(宙組の良心だから・笑)

キラキラ全開☆龍真咲~スカステ雑感~

怖ッ

かねてより、雪組特出がすごかったと、
観た方から、出た方にまで聞いたので、
「行けばよかった」と思ってたんだけど、映像みました。

すごいなあ~

えりたん、目が笑ってないよ!!

彼女の正直さは、花組時代からめちゃわかりやすく、
私は、そーゆうのは嫌いじゃない。
何を考えてるか、わかりやすくていいと思う。

しかし壮一帆を本気で怒らせた龍真咲は、大物やな。

結局、会社につとめてて、帰宅するときに、
「お疲れ、社長さん!」ってゆうたようなモンでしょ?(特出ご挨拶発言)

あるいは、

「私のほうが若いけど、会社に入ったのは先だから、
何でも聞いてちょうだい」(えりたんに対して。私が先にトップ就任発言)

自分に置き換えたら、それがどんだけ「失礼か」わかると思うんだけど。
昔から観てはるファンの方が怒り、呆れるのもムリないですよ。

龍なら、もしもご存命であれば出てらしたであろう
春日野先生にむかって、

「よっちゃん、ご苦労さまでした~キラッ☆」

くらいは言うと思う。

なぜか?
相手や、他人の立場にたったことのない人間やから。
あれだけの年数を生きていて、それがわからないのは、結構スゴイと思う。

誰や、トップにしたのは?

チケットはさばけないから、下級生にまるなげ。
そのくせ、文句を書けば猛攻撃するファンの皆さん。

すごいわ。そのファンも。
別に、何言われても、痛くもかゆくもないんで書いとく。

「稽古しよう」という上級生82期2人の誘いもお断り。
「ダンスやろうよ」という上級生を「専科さんは黙ってて」とガン無視。

素晴らしい。

Oカにつける薬はないし、
ば〇は死ななきゃなおらないんで、
どーでもいいけど、可哀想な子だと思う。

そして。

私もヅカファンの端くれなんで、
極力思ってても書かなかったけど、
龍ファンの心理が理解できない。理解しなくてもいいねんけどさ。

まだ若い子が、その容姿や、明るさ(この明るさは何も考えてない白痴美だろう)
それらにひかれて、キャーキャー言うのはわかる。
この子たちが、もう少し成長して人と関わるようになったら、
まず、ファン辞めてると思うのだ。

「風・共」のスカーレットの龍が何故良かったかって、
好きに芝居できたからだ。イシちゃんがいて、マミーナトリがいて、
「よしよし」されてればご機嫌良いに決まってる。
彼女には、そーゆう「よしよし」させてしまう「魅力」もあるんだろう。
ほら、ほめてるよ!!

でも、子供も産み落とし、育てて
結構いい年まで生きてる方が、
ロビーで聞こえるように言ってたんよ。

「まさおの良さはキラキラしてるとこなの!」
「そうよね~なんでわかってくれないのかしら?」
「あんなにキレイで可愛いのに」
「美しい龍真咲」

いや、キレイなのはその人の審美眼だから、否定しない。

でも、この人、あんまり容姿以外で正当に評価されない。
それは舞台人としてどうかと思う。

「優しさがにじむ演技」とか「芝居がうまい」などは、聞いたことがない。
ちなみに歌は、ノドで歌う人なんで、ワタシは上手いと思ったことがない。
気持ちよく、歌詞が流れていくんで「何も残らない」
それが龍スタイルなんだなあと思ってる。

手遅れとはいえ、
キチンと2番手を経験もせず、
劇団は苦渋の選択で、みりお氏と準トップ扱いにする条件での
「トップ」就任。いまだに正式に「単独トップ」発表されてない時点で、
この人は、結局お財布だったんだと思う。

龍真咲を見守るだけが、ファンじゃないと思う。
でも、病巣がすすんでしまった今、もう直ることはない。

上級生を公に愛称で、呼んでしまう勘違いぶり。
「いじめられました」って、あれ、壮さん本気で嫌ってたと思うよ。

あの会話で「萌え~」って言う人は、目玉を洗浄して、
もう1度、ニコリともしない、はりついた笑顔の雪組映像をみればいいよ。
或いは、花組特出の時、月トップに変わって100周年にふさわしいご挨拶を
立派につとめた蘭とむを観て欲しい。
(ハッキリ書くけど本来は花組が公演するはずでした。
以前書いて、ソース出せとか、えらそうなコト抜かす輩がいたが、
そんな口軽かったら、誰がワタシに教えると思うんや、あほが)

まだ、ナガさんがキチンとしてるのと、
ちゃぴや、コマかちゃ、みやるりが支えてるから。
(ロングインタビューのみやるりの敬語の使い方のキレイなのに感心した)

表面だけで「萌え萌えしてる人」にはバレてないかもしれん。
が、少しでも脳みそにシワのあるファンは気づきはじめてるんじゃないか?

龍に対しての賞賛のコトバが
「キラキラ」
「キレイ」
「か・わ・い・い☆」
という、JK以下のボキャブラリーでしか、あらわせてないことを。
むしろ、こんな貧困なコトバでしか賞賛されてないトップは、ワタシは初めてだ。

応援するコトは素晴らしい。けど、その応援が龍真咲ほど
「ムダ」になってるのも珍しい。

たぶん年いった龍ファンは、結構プライド高い人多いと思う。
昔は美人で、結構「ちやほや」されたタイプなんだろう。
もちあげられ、そこそこいい思いして、結婚して、ヅカに戻れば、
「まるで若い日のアタシ?」みたいなデ・ジャブ感を
龍に観た人もいるんじゃないかと思う。
ロビーで宣伝してた人しかり。
バブルは、もう終わったんやけど。なんかそのまんま、年くった感じだった。
「龍真咲は若い頃の私」

以前自分は消した記事に、
「龍真咲」は歴代月組トップの名前をあげていくと、
つい忘れられるタイプだろう、と書いたけど。
今では「黒い人」としてなら、1番に名前があがるトップとして「訂正」します。

興味がないんじゃなくて、何をやらかすかわからない意味では
すごく注目してる人である。

最強 龍真咲。

pourquoi hante-t-elle si bien?

Nous ne voulons pas de lire muet
J'ai écrit dans la langue d'autres pays

Voix d'Anna juin Nantes c'est beau.

"Jewel of Love"


Ce n'est pas une chanson que tout le monde chante.

Auteur de Kamogawa écrit pour elle
Je pense et je me demande pas une "chanson d'amour".

Souvenirs seront élevés un jour.

Mais je reste toujours à l'esprit.

世界各国、コトバがあるんで、
別に日本人に読まれなくてもいいです。

いつか鴨川作品がこの言語でも、通用する日がきますように。

専科人事に思う。

正直、スッシーさんが宙組から動かないで安心した。
だって、この人がいなくなったら、
本当に宙組は、まったく知らない組になってしまう。

先日、部屋の整理をしてたら、
宙組発足時の、公演チラシを見つけた。

うん、全然顔ぶれ違うわ(笑)
まさかこんなにカオスな組になるとは思ってなかった当時。
ずんこもびっくりやろなあ(びっくりはしてないか)

そしてみつるさん、専科。
正直、あまり驚かない異動。

「愛と革命の詩」
「ラストタイクーン」
この2作だけでも、わかるのは、
蘭とむとしか、芝居できちんとからみがなかったこと。

そして次期体制では海外ミュージカルという
歌の苦手な彼女には荷の重い公演。
専科出演で、ゾフィーの取り巻きの配役には
なるかもしれないが、
花組のままでは、使いようがなかったと思う。
むしろ、誠実な芝居心を存分に各組で活かして欲しい。

専科に異動というのが、
他の人はどうなのか、わからないが、
みっちゃんを観続けてる自分としては、

「どこに異動しても、とことんやりぬけ。
それがイヤなら辞めてしまえ」と思う。

自分の所属する組が、なくなってしまうのは
辛いと思うけど、
それをバネに、どんどん活躍しないと、
これからの宝塚では、バックのない生徒さんは、
「自分の居場所」などなくなってしまうと思うのだ。

ワタシは、さやかさんも、まりんさんも
いい仕事をしてくれると信じている。

専科も宝塚の1つなんです。
むしろ、そこの先輩から色々学んだり、
芸を盗んで欲しいです!
プロフィール

Author:ナムタン
宝塚歌劇の批評、芝居のお話などを書いてます。
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最低限のネチケットは守っていただきますよう
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