かっぱ横丁で安奈淳。

観劇帰りにかっぱ横丁に行きました。
地元では知られた古書街です。
数件しかありませんが、昔からヅカ関係の書籍が
けっこうあります。かなり利用しました。

そして本日の掘り出しもの。

「安奈淳写真集」退団の時に発行されたんですね。
写真もたくさん、活字もたくさんなんで、非常に嬉しい!!
なにより安奈さんの写真1枚1枚の表情がキレイです。

プログラム「プリガドーン」
レジで店のおっちゃんが「おお、これ懐かしいなあ」
と、つぶやいてたんで、もしかして舞台を観たのかもしれません。
鴨川先生が渋々(苦笑)演出した作品だそうで、
少し読みましたが、文句たれてました(笑)
こういう文句も載せてしまえるのが当時は、
劇団と作家がいい関係だったからなんだろうと思います。

また読んだら、UPしたいと思います。
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「merry widow」~暁千星がすごい理由~

これ、大劇場で生オケで観たいんですけど!!!

今日も楽しかったです。

喜劇は難しいんです。
泣かせる演技は簡単ですが、
人を笑わせるのは、そうとうの技量がいります。
センス、間、表情など。
外の舞台でも喜劇をやるのは芸達者な役者さんばかり。

そんな舞台をよくぞ月組は頑張ったなあと涙。
泣いてたらアカンねんけど、
組子が報われた気がしてたまりません。

マギー。
この舞台で血圧200いってるんじゃないかとハラハラするほど
熱演してます。彼女に何があったのかわかりませんが、
もう、笑わせるとかでなく、生き生きしてて
ホンマにみてて飽きません。

カチャの恋人、マギーの奥様が琴音さんなんですが、
品があって可愛い!!
マギーがめろめろになるのもわかります。
ラストは、カチャと元サヤに戻るんですが、
その場を品ある雰囲気にそめる娘役さん。

演技では夏月さん、白雪さん、真愛さんが
みせてくれました。こういうドンと演技で、
脇を固めてくれると安心感がありますね。

マキシムのメンバーでは1番目をひいたのは、
まんちゃんでした。
あのピルエット、すごいです。
クルクルクルクル、お見事でした。
いままで、まんちゃんの良さをわからなくてごめんなさい!
他のマキシムメンバーもくれあちゃんなど、ダンサー揃い。
眼福。とにかくカンカンは絶対いいです。

そして、暗転がないのは素晴らしい。
暗転が多いほど、駄作と昔よく言われました。
谷センセは、脚本はイタイですが、みせ方は上手いと思います。

みっちゃん!
本当にこの公演でよかったですね。
歌も踊りもいいですが、
日々、すきあればアドリブをいれたりして、
楽しませよう!という心意気が大好きです。
同じ舞台におもねず、日々変化させる芝居作りには
頭がさがります。
昨日とは違うトコで、今日は笑わせてました。
明日もまた、みっちゃんは進化するんやろうなあ~
ありがとう、みっちゃん!!
そんなみっちゃんの召使い、千星ちゃんですが、
彼女がでるたびに、みっちゃんほっといて観てました。
すいません。
とにかく目を引きます。
劇団が推すんやろうなあ~というのもわかりますが、
個人的にすごいと思う点は、

舞台度胸があるところです。

今日なんか、みっちゃんにアドリブで振られていたんですが、
きちんと返してたしてたのにびっくり。
この学年で!!
さらに2幕2場。
舞台がハンナの屋敷からマキシムに転換する際に
幕前で、楓ゆき、海乃美月と一緒にダンスを披露します。
そのダンスも3人いいのですが、
2人がはけて、千星ちゃん1人残り、
「この場をマキシムに移して物語は~」と語りだします。
まだ、燕尾服に「着せられてる」感じはあるし、
台詞も、初々しいのですが、転換の間を飽きることなく
つなぐコトができてました。
これが難しい。大劇場で例えるなら、
場をつなぐために銀橋で歌うシーンみたいなもんです。
それを堂々とやってる。
上手い下手でなく、人をひきつける力。

研2でこの度胸は買うべきです!
彼女が燕尾を着こなせる日が早くくるといいなあ~
と、思います。

カチャは、学年のわりにいつまでも同じ。
王子さま的なんですけど、顔が男役でない。
きついです。
咲妃。芝居は上手い。こりゃ、演出も使いたいやろうと思います。
が、歌になると音域が狭いため、高音になると悲鳴になってます。
そしヒロインとしての華がありませんでした。

それより、本気で月組子たちのこと、考えてください。
この公演で、活躍の場さえあれば、
才能をいかんなく発揮できる生徒さんが多いことを知りました。

みんな、宝塚が好きで、
ダンスが好きで、
歌が好きで、
芝居が好きで、
だからタカラジェンヌになったわけです。

そんな彼女たちが、入団するために、
そして入団してからも、鍛錬をつんだ才能。
これを、どうか潰さないであげて欲しい。

舞台に立つことは楽しいのだと、
彼女たちが心から思える環境を作ってあげて欲しいと、
本当に願います!!

月組子がすごい!~merry widow~

楽しかったです!!!

はじめから終わりまで、笑いと拍手。
温かな舞台でした!!

何より月組子のパワーがすごかったです。

マギーの開花した「笑い」の芝居がかなり進化し、
終始だめなオヤジに徹してました。
おいしいトコをとっていくほどに、
マギー熱演です。

また、ゆりや君とゆうき君のへたれぶり。
とにかく「ナウオン」で言われてた、
「適材適所」完璧です。
歌える子は歌い、踊れる子はバンバン踊る!
素晴らしい。

ぶっちゃけ月組は芝居は上手いとは思ってましたが、
こんなにも踊れる子がたくさんいたなんて!!
カンカンが何度かあるのですが、
みんな見事に踊ってます。

とにかく舞台でみんなが楽しんでるのが伝わります。

谷センセで「カンカン」といえば、
のんちゃんのお披露目、82期の初舞台。
その当時の月組の良さが今回でてるなあと感じました。

それは私だけが感じたことかと思ったんですが、
隣に座ってたご婦人とお話したところ、
「ずっと月組をみてたけど、ひさしぶりにまとまってるわ~
きりやん、いや、もっと前くらいかしらねえ」と嬉しそうに
言われました(笑)

組子がまとまって、みっちゃんを盛り立てようと
素晴らしい芝居を見せてくれました。


ありがとう月組子さん!!


暁 千星、大物ですね。
とにかく終始でずっぱりなんですが、
あのダンス力は素晴らしい。
カラダの柔軟さも見事!!
彼女がでると目を奪われます。
とにかく「すげえ!」です。

こんなにも実力ある子が揃ってる月組子が
本公演で、実力を活かせないコトが
非常に残念です!

コーイチ氏にはニューヨークでなく、
ドラマシティに足を運んで、
喜んでるお客様の声をきちんと聞いて欲しい。
何故、トップ不在の月組子たちの評判がいのか、
よく考えていただきたいです!!

明日もまたいってきます♪

「シャンゴ」~構成にワクワクした!~

「光の神 シャンゴ。
アフリカのヨルバ族が愛し恐れる光の神シャンゴ。
閃光で悪を罰し、雨で恵みをもたらす光の神シャンゴ。
彼らはシャンゴの神と、その祈りであり言葉でもある
太鼓のリズムをもって、新大陸アメリカへ
キューバ、ハイチ、ブラジルへと渡ってきたのです。
そしてそのリズムが現在のジャズを産み、
世界の隅々にまで流れ、いまなお音楽の源として
生きているのです」


これが、スータンさんの歌声に重なり、シャンゴ(スータン)に
祈る声はリズムへ、それが労働歌に変わる。

原住民たちは木を伐り、伐採の合唱が最高潮に達したとき、
4本の大木がどっと倒れる。

第3場までは「ジャングル」のシーン。
第4場は海。
船が川を下り、海へと漕ぎ出す。
第5場。アメリカ。白一色のビル。
スウィングする男女。
おなじみ「バナナボート」はここで使われる。
安奈さんは「フォー ミー」を歌い、絶賛される。

ラスト。再びジャングルへ場面はもどる。
シャンゴをたたえる合唱でフィナーレ。
(「安奈淳物語より一部抜粋させていただきました)

「ドリドリ」の構成は「シャンゴ」の構成に近いかな?と思う。
オギーは、かなり鴨川先生にオマージュをささげて作ったんやなあと。

これが昭和に上演されたことに驚く。
当時の見聞きする、華やかな夢の世界のレビューとは
真逆だから。
しかし、これを観た師匠の高木史朗先生は
「彼は宝塚の新しい窓を開けた」と絶賛したという。

鴨川先生の資料、ホンマに少ないです。
かといって「シャンゴ」を簡単に再演して欲しくない。
困ったもんです(苦笑)

少し勘違い?テル様発言。

たまってたヅカニュースを見る。

「風共」東宝初日。
だんだんと皆さん、調子がでてるようで良かったですね。
テルも、バトラーがさまになってきた、
と自分で思ってるんでしょう。メイクも決まってるし。
そんな自信の表れが、この発言かな?と。
囲み会見で思わず?????となりました。
多分彼女は、何も思うことなく言ったのだと思います。

「私と榛名先生は似てる」

理由はバトラーとオスカルをやったから。

う~ん。

恵まれてると言いたいんやろうなあ~と思います。
ショーちゃんさんも、同じ役をやったね、みたいに話されたんでしょう。
彼女の人柄を考えると、可愛い下級生に「同じ役やねえ」くらいの
お話の感覚でされたんだと、思います。
テルも嬉しかったとは思うのですが、
まず、ショーちゃんさんの演じた背景は全然違うというのを
わかってないなあ~と。
榛名さんが常に先駆者であり、彼女が、もし、
失敗していたら「ベルばら」も「風共」も
いままでなかったでしょう。

そういう先輩への「敬意」をすっとばして
「同じです!」と公に言うのはいかがなもんかと不快に
思いました。
テルは確かに宝塚トップではキレイでスタイルがいいです。
でも、まだ彼女はなにも宝塚に足跡を残していません。

榛名さんと同じ役をやったタカラジェンヌさんは
他にもいます、が、公にそういうコトを話した方はいませんでした。
ショーちゃんさんが優しいので、勘違いしてるんじゃないかな?

トップスターが先輩に敬意を払わないのはどうなんでしょう?
テルが「テル様」にならないよう、謙虚さはもって欲しいです。

「安奈淳物語」~鴨川作品を求めて~

「安奈淳物語」(北 康利・PHP)読了。

安奈さん初心者には、最適の1冊でした。
少女時代、音校時代、宝塚時代、そして退団後の舞台から
病気のことまでを書いた本。
病気を発症し、そこから再び「安奈淳」がよみがえるまで、
涙がとまりませんでした。

早くから歌で注目されてたとはいえ、
演技面では、評価が厳しかったなんて、
あの「オスカル」をみてしまうと、
とても思えません。

また、当時のタカラジェンヌの稽古風景も
描かれているのですが、
鴨川作品「シャンゴ」で、招聘された振り付け師
「鬼のストーン」ことパディ・ストーン氏の
稽古とは思えないシゴキは読んでても迫力モノ。
まだ20代の娘さんたちを蹴り飛ばしたり、
叩いたりなんて、今ならムリやろなあ~
それだけ、作品がやりがいのあるものだから
作り手は必死に稽古をつけたと思うし、
叩かれ、けられながら生徒がついていったのは、
「良い作品を作りたい!!」という情熱にあふれてたからだろうし。
舞台作りの原点というか、当たり前のことなんだけど、
苦しい思いをして作った舞台あからこそ「価値」もある。
多分今の宝塚にはなさそうな「生徒と演出の信頼関係」が
切ないくらい伝わる。

「シャンゴ」は成功に終わり、これが「ノバボサ~」へと
繋がることも理解できた。
「シャンゴ」といえば「アムール・ド・99」で
宙組が再現し、賞を取ったはずだけど、
賞に価してたとは、ワタシは思わない。
宙組オリジナルのショーに対してなら、喜べるんだが、
先輩たちが、苦労したものを、今の生徒にしたら
頑張って再演したね、という感覚で、観てたので、
どうもモヤモヤ。宙組云々でなく、簡単に過去の苦労を
「リスペクト」して、あっさり高評価を与えると
作品の劣化に繋がると思うから。
しばらく宙組はショーもないし、頑張って下さいとしか
書けないんだが(「シトラスの風」も再演ですし・苦笑)

安奈さんは退団時「シャンゴ」を思い出の作品にあげ、
「オスカル」と思ってた記者を驚かせたそうであるが、
それだけ、思いも強かったんやろなあと思う。

ツレちゃん、大原ますみさんとの「ゴールデントリオ」時代。
「我が愛は山の彼方に」が長谷川一夫先生の演出だったと知る。
月組のきりやん、龍の「我が愛」は、これを見習ってませんよね?
植田作品は、長谷川一夫先生の演出ありきで、
成り立ってきたんじゃないかなあ?
「ベルばら」もはじめに「長谷川演出」ありきの企画だったそうだ。

花組トップ時代。
「ノバボサノバ」初日前日。
鴨川氏逝去。

あの力強い「シナーマン」が、この事実の上で
歌われたものであることを考えると、
本当に「罪びと」がどこへ飛んでいこうとも、
神は助けはしない、という原曲の歌詞とリンクして、
切なかった。

以降、彼女は活躍を続け、「風と共に去りぬ」の
スカーレットで退団。

フェアウェルコンサート。
「サヨナラにリボンをかけて」

東宝楽日。
集まったファンの人の数は1万3000人という。

在籍14年!であった。
退団されてからの舞台活動等は、割愛させていただく。

病気に関しては本当に、
「生きてくださってありがとう!」の気持ちだ。
来年のワタシの目標の1つは「安奈さんの歌を聴く」

最後に、安奈さんへ、鴨川先生からの言葉を。
「もろく、はかないものに対する哀惜と不安を
安奈淳は常に周辺の人に与える。
それも魅力の要素になっている」

「次がラストの公演となります」

食べながら、眠ったことはありますか?
ガクッとなって、
「やばい、やばい」と思う。
疲れです。ははは。
最近はそんな感じです。
昔は、3日徹夜で、劇場にこもり、
最終日に自宅へやっと帰れると、
電車に乗りましたが、最終駅で目が覚めたものの
カラダが動かず、本当にどうしよう、と思いました。
よくも帰宅できたなあと思います。

そんな感じに生きてます。
ヅカニュース、今日少しだけ観られました。
花組東宝千秋楽。
みーちゃん、卒業おめでとうございます。
色気あるダンスが好きでした!

蘭とむのご挨拶に、現実を感じました。
「ラスト・タイクーン」

この作品が本当に最後なんやなあ。
ぶっちゃけ辛い。

今は、蘭とむが笑顔で、悔いなく卒業できるのを祈るばかりです。

リスペクトしてない大介氏の暴走。

「ドリドリ」でのヅカソングを改めて聴きなおし、
いつ、誰が、どんなショーで歌ったのか?
その歌に、どんな意味があったのか?
などを考えてると、
少し書いたが、「ただいま大人気!!宝塚のショー作家」
大介氏は、アカンわ。

「NON-STOP」は好きでした。
音楽劇も、好きやし、
「コンガ」の蘭とむは熱くて、
こういうショーを花組に作ってくれてありがとう!!の
気持ちはすっごくある。
大介氏は、要はオリジナルのほうが向いてる、
宝塚では貴重な作家なのに。
なのに、一連のリスペクトショーはひどい。

大介オリジナルは良い作品、という事実を踏まえて、
「エトワール・ド・タカラヅカ」で
映像ながら「セ・マニフィーク」を歌うねね様に
本気で、椅子から転げ落ちそうになる。
「なんで、音痴に歌わせるんや!!」
そのまま、台湾でも歌ってました。
誰が何と言おうとひどかった。よくツレちゃんファンから
文句がでなかったなあ、と思いました。
この頃から大介氏のセンスを疑いだしました。

次が「アムール・ド・99!」
各先生方の「遺影」をだして、
あれこれ歌の途中に解説をいれる愚行。
本気で、リスペクトしてないなあと思いました。
各先生方の作った歌をリスペクトしてるのに、
歌をぶったぎって、解説をいれるなんて。
全国公演で「遺影」をなくし、そのほうが評判よかったそうです。
そんなの稽古の時に気づけよ。
彼は自分の作品に酔って泣いたそうです。

演出家として、恥ずかしいと思いました。
すごくファンで、タカラジェンヌになりたかった少年が
夢がかない、宝塚に入団して、作品を作るまでになった。
いいことじゃないですか!

ただ、大介氏は「ファン」のままでいる。
客観的目線がない人に演出はできません。
観客の目線で冷静に舞台作りを計算する頭がないと、
失敗する可能性が高いからです。
これは「ファン」気分からぬけてない
タカラジェンヌさんにもいえます。
わかりやすい例が蘭乃さん。素人丸出しで、
いつまでもお花さまのファンのまま。

また大介氏はヅカソングのアレンジも下手だなあと思います。

「夢を売る妖精たち」
昭和41年に花組で上演されてます。
作詞は高木史朗先生です。
そのときは、那智わたる、上月晃が声楽専科で出演。
トップは麻鳥千穂、甲にしき。

大介氏のやらかしは「REON」での替え歌に
この歌を使ったことです。
あちゃ!です。
「人はみなワタシをユズキレオンと呼ぶ」
はいはいはい。そうですね。人はそう呼びます。
レオン君は悪くないんです。
ただ、大先輩が作り、
歌の上手い先輩スターが歌ったショーを
コンサートで替え歌にする行為に
「敬意」も「尊敬」もあったもんやない、と思ったんです。
ショー作家であれば、オリジナルソングを
レオン君に作るべきだったのではないでしょうか?
星組と相性はいいんでしょうが、ワタシから観ると、
星組で、結構やらかしてる気がします。

オリジナルの才能を捨て、
ファン魂のみ炸裂してる大介氏。
今回の雪組ショーも賛否両論。
早くみたいような、
観て、ガッカリするのが嫌なような、
複雑な気持ちです。

宝塚ソングはそれだけ重みがあるんです。
そして、これから、歌われていく曲を
作るべき人は大介氏や今、活躍してる「座付き作家」しか
いないんです。
すごく光栄なコトなのに、すごくおろそかにされてる感じが
たまらなく哀しいと思います。

歌が上手くないジェンヌさんの比率が多いのも真実です。
歌い継ぐ人を育てて欲しい。
1組に数人しか、まともに歌える人がいないのは
真剣に危ないと思います。

「シナーマン」イコール罪人~神への贖罪の歌~

しつこくも「ドリドリ」からえた気持ちを
今、細かく考えています。

安奈さんから、鴨川先生に思いをはせ、
「ノバボサ」を検索してました。
ご存知の方もおられるかと思いますが、
「シナーマン」は原曲はニーナ・シモンという
黒人ジャズシンガーの歌。
宝塚バージョンは、ほぼ原曲に忠実に作られており、
訳詩のセンスに、鴨川先生の鬼才ぶりがよくわかります。


1部を「シナーマン」で幕を下ろし、
2部がジャズになったのも、あながち自分の思い込みでなかったと、
安心した、と同時に、荻田氏は、きちんと鴨川先生の意思を
ついでおられたんだと、なのに宝塚にいない!という事実に凹みます。

「シナーマン」の原曲の歌詞は、こうです。

Oh sinnerman,
where you gonna run to Sinnerman,
where you gonna run to Sinnerman,
where you gonna run to All on that day

Well I run to the rock,
please hide me I run to the rock,
please hide me I run to the rock,
please hide me All on that day Well the rock cried out,
I can’t hide you
The rock cried out, I can’t hide you
The rock cried out, I can’t hide you
On that day
So I said rock, what’s the matter with you, rock
Don’t you see that I need you, rock Oh lord, on that day
So I went to the river, it was bleedin’
I went to the sea, it was bleedin’
I went to the sea, it was bleedin’

All on them day

So I run to the lord Lord, hide me
Don’t you see me prayin’ lord
Don’t you see me down here prayin’
But the lord said, go to the devil
The lord said, go to the devil
The lord said, go to the devil
All on them day

So I ran to the devil, he was waitin’
I ran to the devil, he was waitin’
I ran to the devil, he was waitin’
All on them day POWER
So I ran to the lord, lord hide me
Don’t you see me prayin’, lord
Don’t you see me All on that day
So the lord said Child Where were you, child
When you ought to’ve been prayin’ Oh sinnerman
You ought to have been prayin’ sinnerman
You ought to’ve been prayin’
sinnerman All on that day POWER


意訳します。
「罪びとよ どこへいく?
岩に向かって走るんだ
かくれなきゃ!
岩は泣く。 わたしには隠せない
お前の罪は隠せない
隠せない。

罪びとよ どこへいく?
海をめざして走るんだ。
海へ行くんだ
海へ。

だけど海は血の海。
隠せない。
罪びとは走る。
ひたすら走る。

「主よ、助けたまえ」
主は答える。
「悪魔のもとへゆけ!」
罪びとを悪魔は待ち構えている。
「ああ、主よ!私の罪は何なのでしょう?」

罪びとは走る。
主のもとへ走る。
主よ。
主よ。

罪びとは言う。
「私はどこへゆけばいいのですか!」
パワー ロード(神の力)
罪びとよ。
許されるまで走るのだ。
走れ。(主よ)
走れ。(主よ)
我を罪から許したまえ!主よ!

という感じだと思います。
私の語学力では限界です。
ただ、神への人間の贖罪がテーマであることは
わかりました。

それが「ノバボサ」で、あんなにも効果的に使われました。

ショーにおいて選曲は命です。
鴨川先生は、音楽にかなり、
詳しかったんやろうなあと思います。

大介氏もいいけど、
彼は「リスペクト」の意味を「自分の趣味」と
取り違えています。
だから、今年発表された彼の一連の
「宝塚ショー」は、ぶっちゃけ嫌いです。

もう1度、歌詞から勉強しなおして欲しいです。

さらに、「ドリドリ」ワールドを追及していきます。

しつこいけど過去ではない。

「ドリドリ」をごらんになった方から色々お話を聞き、
本当に充実しています。

ただ、お話の中に「過去」という言葉がでてきます。

これには色々意味があります。
「OGは過去の人」
「公演も過去のもの」

これは違うと自分は思ってます。

OGを過去の人にしないでください。
失礼だとおもいます。
ヅカを忘れたいOGの方は別にして、
「宝塚愛」を持ち続ける方に
「あなた、過去の人です」は、
非常に残酷な言葉であり、その方の現役時代まで
否定するものだと感じます。
もしも、OGさんが卒業したとたんに宝塚に背をむけたら、
いままで存続できてたでしょうか?

また、公演で使われた数々のヅカソング。
これらを、今も現役生が歌っています。
と言うことは、過去の作品などでなく、
きちんと歌い継がれた作品である、ということです。

ヅカファンでなくなれば、こんなこと、どうでもいいコトです。
でも、今の宝塚もいいよ、とか観るべきだというならば、
過去を否定するのは愚かだと思います。

いち私見ですが、
わりと「過去を否定される」意見もあったので、
ここに記しておきたいと思います。
まあ、こういう見方もあるで、と思っていただけると
嬉しいです。

「ドリドリ症候群」と呼んで~

その症状は「夢」という言葉に反応し、
また、宝塚の良き時代に思いをはせ、
そのときに輝いたスターさんを改めて思い、
「幸せ」を感じ「明日も頑張ろう」と思えるコト。


まさにその状態です。
ただ、むやみに過去を振り返るのでなく、
前に進むための「原動力」として、
「ドリドリ」に思いをはせるんであります。

現に私はさらに宝塚が知りたくなり
書いたように安奈さんの素晴らしさを早速知るコトができました。
(たとえ今回でてなくても、彼女も夢組の1人ですから!)

今の宝塚では、まず聞けない歌唱力の持ち主が
どっと出演されたのも収穫でした。

カンさま(もう様づけです)
この方なら何十年君臨してても、文句言えないやろなあ~
数々歌われましたが、異空間の歌姫でしたね。
時間を超越してました。
「ベルばら」のアントワネットも素晴らしかったですが、
カンさまは、お年を重ねられた歌声のほうが、
より歌に深みがでてたと思います。

「ドリドリ症候群」のかたのお話、お待ちしております♪

ドリドリのおかげで寝不足!!

昨日は興奮、感動、涙にまみれてたワタクシ。
ドリドリでは出演がかなわなかった、安奈さんこと
オトミさんの映像を
動画サイトで探してみてました。

ウマッ!!
本当に音程が外れてない!!!
驚きました。
幸い「ノバボサノバ」の映像が見られたんですが、
まあああ、エロいです(笑)
いつも教えをこうている、宝塚先輩ことMさんから
当時の「ノバボサ」には背景に色々なものが含まれていた、
というお話を聞いていましたが、
今まで自分の観たマコトバージョン、トドバージョンは、
何やったんやろ?みたいな。
あの星組役替わりブルーレイも発売!の「ノバボサ」さえ
新公か?みたいな感じ。
どうせDVDを出すなら、オトミさんバージョン或いはスータンさんで、
出して欲しいと激しく思った。

「シナーマン」も、それぞれに歌い方があるが
泣いたのは初めて。
本当に歌の上手い人が歌うと、心に響くのだ。

続いて「風共」
あのスカーレットが歌う「わたしは、明るく 陽気な娘♪」
(タイトルわかりません・涙)
アップテンポで、聞きやすく、しかも間に「1.2.3.4」と
カウントの声も入ってた。
このほうがええやん!!
宙組「風共」がひどかったけど、
脚本だけでなく、こういう曲のアレンジまでも
改悪していくから、お客さまも離れていく一因なんじゃないか?
と思う。でも歌唱力がないと成立しないんやけど。

さらに、ベルばらに造詣が深いブロガーさん絶賛の
安奈オスカル拝見。
勝った。
この人を超えるオスカル、ない。

いままで涼風オスカルが漫画的に1番と思ったけど、
舞台に存在する「妖精」という点では安奈オスカルを
抜く人は、いないと思う。
それくらい説得力があった。

何より、歌。
歌は3分のドラマである、と聞いたことがある。
歌の中に物語を作ることのできる人。
安奈さん現役時代を観た方に激しく嫉妬してしまった(苦笑)
結局明け方まで、動画に見入っていた。

どうか体調が回復されますように。
そして、安奈さんの歌を生で聞ける日を
心から待っています。

「dream a dream」~涙がとまらない~

「こういうのが観たかった!!」
という稀有な公演やったと思う。

初見からずっと言い続けた。
「OGのイベント公演などでなく、
これは、宝塚を卒業した役者さんたちの舞台やから!」

本当にそうだと思う。
歌えない人に、ムリに歌わせるヅカソングを聴くたびに
「ああ、もう!!」と腹をたてた自分。
踊れない人を中心にもってきてると、
「それはおかしいやろ?」と突っ込んでた自分。

でもそれは今の「宝塚歌劇団」の話だ。

この公演のOGたちは、それぞれの道をすすみ、
そして、オギーのもとに集まった。
宝塚というバックボーンを持つ役者たちの
真の実力とは、観るものを圧倒させる力だ。

ここからは私の解釈の上で、構成の素晴らしさを書きたい。

1幕。
幕あきには、マヤさん、タキさんの小芝居で客席を温める。
「さあ、これからやで」
峰、剣、杜。今回メインの3人が登場。
だんだんと世界に入っていく。
ここ!というときにツレちゃん登場。
「セ・シャルマン」から歌いつぎ「シナーマン」で降りる幕。
スータンさん、安奈さんの舞台を観てないけど、
鴨川先生の「ノバボサノバ」の本来の意味は、
「原点」じゃないのかな?
そういう気持ちが
2幕でつながる。
1幕を「シナーマン」で「つなぐ」のだ。
2幕では、では「原点」とはなんだ?というコトをテーマに
「ジャズ」というモチーフを使って進行していく。

「生まれながらにあるもの」
「それはミュージック」

マリコさんがピアノを弾き、それにあわせて歌い踊る。

はじめは小粋なオリジナルジャズが、
じょじょに、ヅカテイストに味付けされていく。
ジャズ、音楽、それは結局「人間の生命の源」
そこへ「裸足の娘」コムちゃんが、大地を踏みしめるように踊る。
「生命の原点」にさかのぼり、音楽は人間と共にあった。
それが2幕のテーマ。
そこで「生命は繋がれていく」というのが3幕。
イコール「宝塚は受け継がれていく」になる。
2幕ラストにマリコさんのピアノ演奏で、
トウコさん、水さんと歌うのも粋な演出だった。

3幕。
3幕で使われる曲の作詞は
おおまかやけど、
小原先生「この愛よ永遠に」
菊田先生「うたかたの恋」
岡田先生「ラ・ノスタルジー」など
柴田先生「いのちあるかぎり」
酒井先生「花の舞拍子」など

これは非常に意味が深い。
菊田先生の曲は、最近聞かなかった。
いまや、地方公演にいいように使われてしまってる
岡田先生の作品が、きちんとリスペクトされている。

幕開きのチョンパ。
久しく、本物の日本舞踊を観てなかったので、
感涙。
峰さんの振り付けだというこのショーは
3階からだと、フォーメーションがキレイにわかる。
「蛇」のイメージで役者は動いてるのだが、
上から観ると、きちんと洗練された振り付けになっている。
こういう「どの角度からでもキチンと見られる」精神は
舞台作りに必要なものではなかろうか?

豪華な日本ものをぐっとしめるのが、
ツレちゃんとカンちゃん。

場面は変わり退廃的なムードに。
これぞ「ラ・ノスタルジー」
つまり耽美の世界。
本来の「ロマンティック」なショーには
子供が「見てはいけないものを観た感じ」が
あると思うし、ないと困る。
宝塚に受け継がれてない、ロマンティックレビュー。
むやみに女装させたり、きわどいシーンをやたら出すことではないのだ。

「ブエノスアイレスのマリア」
かつて宝塚の花組トップであり、素晴らしいダンサーであった、
大浦みずきへのオマージュ。

「WEST WIND」でのかなみんの圧倒的な歌唱で、
退廃的かつ耽美の世界が消えてゆく。

その後はめくるめくヅカソングの世界。

日替わりゲストが登場し、
それぞれの持ち歌を歌い、観客はまたも心を奪われる。

そして再びヅカソング。

楽しい時間でしたか?
夢はみられましたか?
幸せでしたか?
私たちは夢を売るフェアリーです
人はみなタカラジェンヌと呼びます
お客様が幸せなら
私たちも幸せです

そんな問いかけが聞こえるかのようだ。
そしてシビアにオギーはつきつける。
「宝塚は受け継がれているんだろうか?」

ただ、楽しく懐かしいだけのショーでないのは、
作り手が客にこびることなく、
また夢だけを売ってるのでなく、
「現実」も問いかけているからだろう。

こうして、答えは観客にゆだねられ、
幕が降りるのである。

この3部もの時間を、キチンと考え抜く構成力は、
作家になくてはならないもの。

また3部の時間の間、観客をひきつける力があるのが
役者さんたちである。

この稀有な舞台は、OGが「宝塚から学んだ伝統」を
キチンと継承されたから、できた舞台である。
そこから、何を学ぶかが「今の宝塚歌劇団」に問われた作品だと
私は思った。

荻田先生。
出演者の皆様、
本当に素晴らしい舞台をありがとうございました。

ヅカが海外作品だけになる日。

今月の歌劇の「夢・万華鏡」読む。
最初は業務報告だったこのコラムも、
いまではコーイチ氏の夢がかかれた、
すごい内容になってる。
今月号はNYにミュージカルを観劇。
それはいいとして、
「私が見た中で、何本か宝塚でできそうな作品があった」
とのこと。かねてより「トニー賞とりたい、テヘ」
と、壮大な夢の万華鏡をのぞいてるコーイチ氏である。

彼はこの先、作家を育てる気はないと思う。
なぜなら、海外ミュージカルに作家はいらないからだ。
むしろ、イケコ氏のように宝塚にあわせた演出ができる人を
大事にするだろう。
結果、宝塚から「オリジナル」作品は、本当に少なくなるだろうと
予測できる。書く場もないのに、作家が育つだろうか?

また生徒の個性も殺されてしまうだろう。
主な役は、いままでのヅカで上演されたミュージカルでも
わかるように、ほんの一握りの生徒にしか回ってこない。
そうなると、大半の生徒は「モブ」扱いである。
あれだけの人数をかかえていながら、
大半は、活躍できなくなってしまうのだ。

コーイチ氏が、夢みてることは、
一三翁から、代々受け継がれてきたことを、
根底から否定したものである。

「ドリドリ」のような公演を、100周年の時、活躍した生徒さんたちが
できる可能性は限りなく低い。
なぜなら、歌劇団の後継者自身が、いままでの伝統を放棄しようとしてるからである。

本当に誰かコーイチ氏をとめてくれないか

ドリドリ前楽~歴代トップスターのトークショー~

「ドリドリ」3回目。

今日は前楽ということもあり、
終演後「歴代トップスター」の
トークショー30分拡大バージョンがありました。
ひゃっほ!!

ツレちゃんさんから、コムちゃんまで総勢9人。
壮観です。
司会はおなじみ竹下さん。

まずはツレちゃんさん。
「大御所」と自分から名乗るとこがお茶目でおもろい。
「せっかくの前夜祭やから、ベルばらとか歌いたかったわ~」
客席拍手。(私は他の歌でかえってよかったです)
「せっかく、ゲストがきたから、フィナーレに出してほしかった」
またも拍手。私も同意!フィナーレにはゲストもでるべき!!
明日は特別にでるかもしれないですね。
順番に、峰さん、ウタコさん、カリンチョさん、と
今回の感想を述べていきます。
どなたの言葉も、心に残りましたが、
(コムちゃん、泣いてました)
私はウタコさんの言葉を記したいと思います。

「自分の歌をきいてお客さまに幸福に
なっていただいてると思ってたけど、
本当はお客さまから、幸せをもらってるんだと思った」


かつて宝塚のスターさんに憧れ、彼女らの舞台姿をみて、
「幸せ」になったであろうファンにとって、
逆に「ありがとう」といわれたようで、嬉しかった。

こちらこそ「ありがとうございます」でございます。

お稽古の苦労話も、楽屋の裏話も、
本当に、世代を超えて、楽しそうに話してた、
元トップスターさんたち。

ツレちゃんさんが言いました。
「血のつながってない兄弟みたいやね」

本当にそうなんやろうなあ~
結局、一三翁の作られた歌劇団の
本来あるべき姿とは、こういう「家族」というものを
念頭におき、どんなときも「支えあい、芸事に精進しなさいよ」
という気持ちだったのかもしれない。

時代が変わり時間も流れ、
どう頑張っても、もう一三翁の志が通用してた「宝塚歌劇団」には
私は戻らないと思う。
それは仕方のないことだ。


でもコーイチ氏や現作家、現役生に思う。
先人が築き上げたものを、踏みにじるな、と。
せめて、足跡を汚す真似はして欲しくない。
本気で願う。

追記:この回をごらんになったブロ友さまより、
ウタコさんのトークについて、こういう感じでした、という
温かいメールをいただきました。
訂正して、お詫びいたします。
メールいただき、ありがとうございました♪

「ナポレオン」制作発表~なんでナポレオン?~

ヅカニュースより。
来年の幕開け公演の制作発表がおこなわれましたね!!

「ナポレオン」
ずっと思ってたけど、シャレとちゃうやんね?

いや、イケコ氏、なんで100周年にナポレオンの生涯を
作りたかったのかな?と思って。
(えらい痩せてたけど、大丈夫かいな?)

オリジナルやし、海外公演を視野に入れた作品なら、
なんで日本物でないのか、すっごい不思議。
せっかく「踊れる」レオン君に踊らせないのもなあ~
適材適所。
100周年の顔にレオン君を選んだからには、
そのトップのニンに合う作品で、幕開けを観たかったのが本音。
とはいえ、すごい傑作かもしれないので、
とりあえず楽しみにしてます。

蘭とむに合う作品を書けるかが試金石やったのに。

宝塚歌劇団は岐路に立ってるなあと思う。

もちろん100周年をむかえることはいいことだ。
しかし人材不足を感じる。
なんか、ゆるやかに失速してるなあと思う。

ユウヒ君にしても、トップになるなら、
もっと早くにあがってたろうし、
えりたんだって、そうだ(シャレでなく)
これも「dram a dream」で思ったが、
14~5年で、トップは退団してる。
今、何故こんな状況になったのか?
肉体も精神も年齢に勝てない時期が必ずある。
生徒の体調管理も劇団の仕事だろうに、
相次ぐ「怪我」による休演者には、
心が痛む。

基本は女性だけの劇団なのだ。
経営してるのがおっさんばかりやから、
女性の体について、あまりに疎いんとちゃうの?
酷使させてるよ、実際。
アカンやん。
これは早急に改善したほうがいいと思う。

で、遅すぎたトップ、蘭とむ。
「ラストタイクーン」のポスター画像もでた。
いよいよ「卒業」という言葉が突き刺さる。
彼女も学年でいえば、十分頑張った。
しかし。
彼女の歩んだ道は、トップなのにあまりに険しかったと思う。

「ファントム」
「復活」
「サンテ」
「愛・革」
すべて、ワタシから観たら蘭乃さんメインに書かれた台本。
唯一花男の素晴らしさが観られたのが、
「オーシャンズ11」1作。
しかし蘭寿のために書かれた作品ではなかった。

決して贔屓目でなく、思うんは、
「黒燕尾」で男役をひきいて「美しく」踊れるスター。
背中でみせる男役。蘭とむは、先輩方のいいところを
吸収できた稀有なトップだと思う。
なのに、誰1人として、彼女に「作品」を書けなかった。

たとえば大野先生なら?
たとえば柴田先生の目がお悪くなければ?
彼女の良さ。
それは「男臭さ」がだせて、
「熱い」心を秘めた男性が演じられるコトだ(真田幸村は論外)
なのに「おいしい」素材を料理できないトコロに
今の作家にはがゆさを感じる。
「はい、これお願い」と台本を丸投げしてる感じ。
蘭とむなら稽古つけなくても仕上げるやろう、という感じ。
劇団において、演出と役者がぶつかりあったり、
話し合ったりして、作品を作るのが「当たり前」でいる自分にとり、
どうも、芝居の稽古は「宝塚式」とでもいいますか?
「オレ様(ワタクシ)の作品に文句あるか?」と、
駄作を生徒にやらせてる気がするねん。
才能あふれる作家ならまだしも。
蘭とむに「あてがき」できずに、宝塚の作家なんて名乗らないで欲しい。

要点がぼけた。
すんません。
つまりは、ワタシはホンマに蘭とむが
良い時代の宝塚の男役の形を引き継いだトップと思ってて、
なのに、そういうトップに対して、
就任して1作も「こういう蘭とむが芝居で観たかった!」
という作品がないことが不思議なんですよ。
次の「ラストタイクーン」で、ホンマに終わってしまう。
そやから、頼む。
今度こそ「蘭とむ」にふさわしい作品でありますように。

~ともちん卒業に思う~

やっとスカステの映像を観た。
なんか、寂しいとか、哀しいとか、とおりこした。
なんやろ。
本人の納得いく卒業じゃなかったんちゃうか?
みたいな、悔しさを感じる。
ワタシが好きなブロガーさんが以前
「昔と違い、リストラが激しくなってきた」みたいな
記事を書かれていて、「世知辛くなりましたね~」などと
思ったんやけど。

ともちんは挨拶で、何回も泣かないようにしてた。

「あきらめない精神で」
「男役が大好きです!」


本当にそうなんだろう。
でなければ、何が起こるかわからない宙組で
17年も頑張れなかったと思う。
「いつか」
そう思いながら彼女は続けてきたんだと思う。
「逆裁3」のともちんは本当にカッコ良かった。
時代が違ったなら、悠未ひろは……と思ってしまう。
せめて専科に残る選択肢もなかったのだろうか?

男役が好きで、
どちらかというと「個性の強い役」を
強みとして演じてきたともちん。
いまでは稀有な存在なのに。
個性あるジェンヌは何かと「昭和」といわれるが、
無個性なジェンヌに何の面白みがあるんだろう?

こうして、1人また、惜しい人材が卒業する。

ワタシは経営者トップであるコーイチ氏が
辞めることが、1番宝塚にとっていいことだと
思うんですが。


「ともちん、夢組に来て!!」

dream a dream 2回目~宝塚はひとつです~

本日はスカステ収録。
しかし、DVD発売はありませんとのコト!
これ、残さへんの?と、
またも、チケットを買い足しました。

「宝塚はひとつだから」と、組替えした生徒さんが
たまに言ってますが、これはOGになってからのほうが
あてはまると実感。
現役生で、組替えしたものの、なんか違和感ある、とか
イマイチなじんでない、とか、
劇団人事丸見えの世界では「宝塚は1つ」と言い聞かせて、
自分を納得させると思えてしまいます。
特に最近は無理やりみたいな感じがあり、
「組カラー」をおろそかにしてる気がします。
すごく大切だと思うのです。

何故OGにふさわしい言葉かは、
ごらんになられた方は、わかっていただけるかと
思うのですが、すごく息が合ってるんですね。
たとえば、冒頭はマヤさんが、お客さん役で、客席から登場し、
同じくお客さん役のタキさんと、掛け合いみたいに話すところが
あるんですが、あそこで、息をあわせないと、本物のお客様の
気持ちを舞台にむかせられない、重要なシーン。
見事に、ショーの世界に誘います。
また、今回やたら、ウタコさんとヤンさん2人のシーンが
目に入るんです。
ウタコさんの歌で、ヤンさんが踊るのですが
ふと「あれ?この2人、組は違うよな?」と思ったり。
そう、なんか、なつめさんを通して2人が繋がってるように感じる。
ウタコさんとなつめさんは同期、花組で、なつめさんヤンさんで活躍。
そう思うと「宝塚はひとつやなあ~」と実感します。

今回のゲストはカナメさんとタニ。
思うとすごい組み合わせ。
「我が名はオスカル」を歌うカナメさん。
少し息が上がってたものの、声量と七色の声は健在。
一方タニ。カナメさんのあとに
「私は怪盗紳士、アルセーヌ・ルパン」と台詞が入り、
その後、ロックショーのノリで歌ってました。
「タニワールド」健在。力技を見ました。

2回目の雑感。
カンちゃんさんはすごい。
何年もブランクがあったにも関わらず、
美声も声量も衰えず。
今まで映像の歌しか知りませんでしたが、
生で聞くと、本当に大型娘役さんやったんやなあ~と
毎回、拍手です。彼女が歌いだすと、
空気が「オトメ」になるんですよね。
あの声は神様のプレゼントだと思いました。
そして、かなみん!!
この人も現役の時の舞台は知りませんでした。
映像でみた「ロミジュリ99」(ケイコバージョン)で
歌の上手い娘役さん、というので覚えてたんですが、
いざ生歌を聴くと、やはり鳥肌。
今回初参加ですが、要所要所で歌声を聞かせてくれます。
カンちゃんさんと2人で歌うシーンは耳福です。

マリコさん。
この人は本当に「男役の時は天才」と思ってます。
今は普通に生活してて、たまに舞台に戻ってこられてますが、
「男役」度は、変わらない。
ピアノを弾いてる姿。女役さんに囲まれて、
少しとまどいながら手をとるシーンなど、
不自然さがなさすぎて、すごい。
この人も神様の才能をもらった人なんやろうなあと思う。

わたる君もコムちゃんも現役の時はそんなに、
興味なかったのですが、今観ると、すぐ現役で
舞台に立っててもおかしくないです。
コムちゃんは、どこまで踊り続けるのか?
わたる君は本当は男ちゃうか?
みたいに2人ともかっこいいです。
まだ卒業して、年数浅いし、きっともっと進化すると思います。

さらにすごいのはウタコさん!!
体のキレがいいんですね。
常に動いてる。役者は身体能力が
いかに優れてるかが大切なんですが、
このキレの良さは素晴らしいです。
声量もあるし、本当に見ごたえアリ!です。

1部のラストシンガーはカリンチョさん。
「ザッツ・ライフ」
一時は、低音を捨てて高い声で歌ってたこともありました。
が、今では彼女は低音こそが素晴らしいというコトに
気づいてもらったみたいで、全編無理なく低音で、
歌声を聞かせてくれます。
泣きましたね「ザッツ・ライフ」

3部は嬉しい日本物で始まるんです。
しばらく宝塚で日本物のショーを見てません。
できれば、ショーをやって欲しいのですが、
最近は、稽古の時の着物さえマトモに着てない
生徒さんが目につくので、ストレスになるかなあ~
今回は峰さんがいるので十分堪能しました。
カリンチョさんもいます。
「花夢幻」が大好きなので、このシーンになったら
またも涙が。ホンマにええわ~

とにかく素晴らしい舞台です。
通える限りいくつもりです。

もしも迷っておられたら、是非観てください!!
特に若い方に1度は本物をみてほしいです。
現役生も含め、きっと自分の財産になると思うので。

次回はオギーのヅカソングへのこだわりなどを
書きたいと思います。

植と上で大違い?上田先生に期待する!~

「ワタクシはくりえいたあ」の植田ケイコセンセの
登場以降「演出家プリズム」は楽しみ。
稲葉センセのは録画したまま、みてないけど、
今日、帰宅したらスカステで放送。
上田久美子先生の登場。なんとなく観てた。
なんか「下北の演劇人」みたいな感じだったけど、
話す内容が「まとも」!!だった(涙)
しかも普通に演劇の話や芸術の話をしてる(涙)


いままでスカステで、座付き作家の話をまともに聞けたのは、
柴田先生、イケコ、岡田敬二先生くらいかなあ~
なんか、余分に個性的すぎて、
内容がない大御所とか、エロエロしてるだけの人とか、
「本当に演劇やってます???」みたいな方が
宝塚に多く存在する中、この上田先生は、期待できると思った。
素地がキチンとあるし、わざわざ海外にまで行って、
書いた作品がコレですか?みたいな自慢もなく、
普通に宝塚を「演劇」として考えてる。
「1回観ただけで面白いといわれるモノを作りたい」
すごく基本だと思う。

今回好評だった「月雲の皇子」の台詞ひとつにも、
歌舞伎が下敷きになってたりするらしく、
聞いてても、「へえ、そうなのか!」と、
作品作りに取り組む姿勢が嬉しくなる。
「月雲の皇子」本当に面白いんやろうなあと思った。
DVDにしないかしら?
そうそう、上田先生は会田誠の作品展に感銘を受けたとか。
そこで、さらに好きになる。

「翼ある人びと」は絶対観よう!と思いました。
どうか劇団は、こういう作家さんを大事にしてください。

幸福を売る妖精たち~本来のレビューとは?~

「DREAM A DREAM」を観劇。

オギーの世界で、OG、いや、
宝塚歌劇団を卒業した、プロたちの「レビュー」を観た。

本来、客はチケット代金を払い、
舞台人は、その対価に見合うステージをお見せする。
それが、当たり前のことだ。
しかし、宝塚歌劇団は、ひとたび「はまる」と
つい過剰にお金を支払い、
ご贔屓目当てだとかで、対価以下の作品も
通ってしまうため、
どうしても「作品」に甘くなる。
ご贔屓がよければいいから。
そうなってしまう。
でも、それは本来の舞台の意味とは
大きくかけ離れたものだ。

この公演は、そうした「歌劇団」のシステムを通過し、
ひととおり外の舞台も経験した、OGたちのステージ。
それは「つき物」がおちたかのような清々しいものだった。

鳳蘭の「セマニフィーク」はやはり素晴らしいし、
カンちゃんさんの歌声は劇場に響きわたるし、
ヤンさんとコムちゃんが踊るダンスは、軽やかだし、
カリンチョさんの歌声は、相変わらず胸をうち、
ウタコさんの存在は温かな空気を作り、
ゲストにルミさんが「小さな花が開いた」
イチロ君が「私だけに」

彼女らが歌うのは決して、宝塚の懐メロではなく、
今も新鮮な気持ちで聞ける歌。
彼女らは現在進行形で進化してる。
そう感じた。

「幸福を売る男」はこのステージをあらわしている。
~夢はいかが 希望はいかが
~明るい笑顔 お安くしましょ
~お買いなさい 幸せの歌
~そうすりゃ心は いつも天国

ワタシはしばらく「対価に」見合った舞台を観てなかった。
本来は、こういうステージをみせる場であったのに。

しばらくは「DREAM A DREAM」に通います。
今回は強く思った感想を書きました。
宝塚は、もういいかな、と思ってしまいました。
何しに劇場に行くんだろうとむなしくなったから(苦笑)
プロフィール

Author:ナムタン
宝塚歌劇の批評、芝居のお話などを書いてます。
自己紹介なしのコメント、
不快になるコメントなどは
削除、通報いたします。
また名前が名乗れるのであれば、
ハンドルネームもお願いしますね。
最低限のネチケットは守っていただきますよう
お願いいたします。

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