「ショート・ショート・ショー~ポップ・ニュース~」

100周年を個人的に祝う、その記念に
「鴨川清作」の本を書く(もちろん個人的です)

というわけで、LP集めに必死。
でも、いざ入手しましたら、
その期待を裏切らない素晴らしさに、
本当に感激しております。

今回は、1972年花組公演
「ポップ・ニュース」を少しご紹介したいと思います。

振り付けにあのストーン氏が参加されています。

愛の歌手 真帆志ぶき
歌う男  甲にしき
青年 レディ 薫 邦子
男の子 水 はやみ
バーテン 麻月鞠緒
女の子 八汐みちる
少女 有花みゆ紀
歌手 瀬戸内美八

というメンバーです(プログラムがないのでWIKIより拝借しました)

いきなり「愛!」で始まります。

スータンさんの「愛!」
ワタシはカナメさんが歌ったので、この歌を知ったのですが、
なにより歌詞にある
「愛は狂って 麻薬のように美しい」は最高だと思ってます。

次に、ストライキに関するジェンヌの小芝居があるんですが、
台詞がおよそ宝塚的でなく、
なんか別役さんのシュールな台詞みたいでツボにはまりました。

「ワタシ、信じられません
夫も子供も世の中も。どうすればいいでしょう?」
「そうでしょう、そうでしょう、私自身もワタシが信じられないんです


「ストライキはちょっとした夫婦喧嘩みたいなもんですね」
「なるほど。喧嘩してる当人はスカッとさわやか。
 隣近所は大迷惑と、そうですか」


シャレがきいてて、おもしろいなあと。
こういう台詞の書ける方とは新しい発見でした!

次に「グローリー・ハレルヤ」
今、東京で雪組(えりたん)が歌ってます。

そこからミュージカル「オリバー」の曲が延々と歌われていきます。
調べたらイギリスの作品で、
ライオネル・バートがディケンズの小説をミュージカル化したもの、
だそうです。
映画は未見なんですが、これをどのように宝塚で
鴨川先生は「料理」したのか、すごく観たいです。

訳詩がおもろいんです。

「空の青さが目にしみる
海の青さが目にしみる
贅沢いうな 光化学スモッグが目にしみる」

「工場の社長さま 目薬めぐんでよ
どうぞ目薬 社長さま」


原曲は「ウン・パッパ」


A面は「オリバー」でしめられ、
B面は青きドナウ(ベルばらではありません)で始まります。

歌のタイトルをみてると
カントリーな場面なのかなあと想像。

ここでも鴨川先生の訳詩のセンスがいかしてます。
「ビッグ ボート アップ ザ リバー」

汚れた手を汗で洗い、
汚れた夢をふりすて、
白い炎を逃れて、
新しい未来を追って、
(略)

涙の唇で口笛を吹き、
逆巻く波をけたてて、
自然におのれにかえるんだ
花咲く緑のアフリカへ
ジャングルの歌うアフリカへ


「ノバボサノバ」の余韻が残っているんでしょうか。
でもいい訳詩だと思います。

そして再び「愛!」が歌われます。

ショースター、スータンさんをいかに格好良くみせるか?
甲にしきさんもまた、なんでもできる方。
見ごたえあったであろうこの作品におもいをはせつつ、
本日は終わります。

もし、当時をご存知の方、間違いや、
こういう舞台でしたという思い出など
お聞かせいただけたら嬉しいです。
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Author:ナムタン
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